来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

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この麦の穂は 大麦? 小麦?

こんにちは。松本農業農村支援センターのTです。今回は麦の穂のお話をおとどけします。
大麦は4月下旬から、小麦は4月末から穂が出始めました。
下の写真は穂の出そろった5月上旬に撮影した麦畑ですが、Aの麦畑、Bの麦畑のどちらが大麦か小麦かわかりますか?

Aの麦畑

Bの麦畑

遠くから見るとよくわからないので、畑に近づいて穂を見てみましょう。

Aの麦畑の穂

Bの麦畑の穂

正解は、Aの麦畑が大麦、Bの麦畑が小麦です。麦の穂の先端にはとがった針の様なものが沢山見られます。
これは「ぼう」とか「のぎ」とか「のげ」と呼ばれる穂の一部です(硬くなるので先端を触るとチクチクします)。
「ぼう」の長さを含めて大麦・小麦の穂の見た目は結構違うことがわかりますね。

大麦は穂の形から、六条大麦、二条大麦、裸麦にわけられますが、松本管内で栽培されている大麦のほぼ100%は六条大麦です。
二条大麦は主にビールの原料に使われるためビール麦とも呼ばれ、穂の形も下の写真のように六条大麦とはかなり違うことがわかります。安曇野市でわずかに栽培されていて、4月29日のブログ記事「安曇野ブルワリー醸造所を見学してきました」で紹介された「100%安曇野産ビール」に使われています。
裸麦の栽培は松本管内ではありません。

さて、6月に入ると麦秋とも呼ばれるように麦は収穫の時期を迎えます。
大麦の穂は下の写真のように黄色く色づいていきます。
大麦は6月上旬頃に収穫されます。

小麦の穂は下の写真のように褐色に色づいていきます。いわゆる小麦色ですね。
小麦は6月下旬頃に収穫されます。

ところがパン用小麦「ゆめかおり」の穂は、下の写真のように白色~クリーム色に色づいていきます。
この色の小麦畑をみたら「ゆめかおり」だなと思って下さい。


ちなみに「ゆめかおり」は長野道松本IC周辺や松本市東山部(岡田~山辺~中山~寿地区)、安曇野市堀金三田地区で多く栽培されています。
収穫された「ゆめかおり」は県内の学校給食用のパンや県産小麦を使用したこだわりのパン等に利用されています。

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