「ピンクレディー®」、お好きな方は通です。
ご存知なければ、このブログをご一読ください。

「ピンクレディー®（クリップスピンク）」https://w.wiki/8QQ$（信州・安曇野 米山農園）

「ピンクレディー®」はりんごの名称です。カクテルの名前に由来するブランド名で、正式な品種名は「クリップスピンク」です。オーストラリアで「レディーウィリアムス」https://w.wiki/8QR3と「ゴールデンデリシャス」https://w.wiki/8QR4の掛け合わせから生まれました。

収穫したての果実は、まるかじりすると、初め脳天をつき抜けるような強い酸味に驚かされ、ジューシーさは少なめですが、パリパリとした触感と甘みも交えた濃厚な味わいが楽しめます。収穫後は日数が経過するにつれ酸味がマイルドになり食べやすくなります。おそらく、普段食べている他のりんごとは違った不思議な、また食べたくなる感覚が残るのではないかと思いますので、是非お試しください。

世界中で愛され人気が高く、ヨーロッパを中心に12か国で栽培されています。日本では日本ピンクレディー協会会員48名（2022年現在）のみが生産・販売に携わっています（協会本部は安曇野市）。「ピンクレディー®」は世界共通の規格をクリアしたものに付けて販売できるとのことで、国内外の生産者が相互に情報交換し最高品質のりんごが消費者に届くよう技術に磨きをかけています。

「ピンクレディー®」の花

満開の「ピンクレディー®」園（安曇野市堀金）

後方に北アルプスが映える「ピンクレディー®」園（安曇野市堀金）

「ピンクレディー®」の収穫（信州・安曇野 米山農園）

「ピンクレディー®」の選果（(有)安曇野ファミリー農産）

 選果された「ピンクレディー®」（(有)安曇野ファミリー農産）

箱詰めされ出荷直前の「ピンクレディー®」（(有)安曇野ファミリー農産）

日本の「ピンクレディー®」は11月中旬から下旬にかけ収穫され、販売開始は12月１日です。長野県のなかでも松本地区は生産者が多いので地区内の各所、農産物直売所等で見かけることができるでしょう。発達した貯蔵技術により翌年の初夏頃まで収穫直後のようなパリッとした触感を味わえる品が販売されます。「ピンクレディー®」が目につきましたら、是非、お試しください。

記　松本農業農村支援センター H