農地整備課のOです。
今回は「農家」、「経営者」、「元高校教師」、などマルチな活躍を見せている友人が手掛けた安曇野ブルワリーを見学してきた話をします。
企業コンセプトは、自社で栽培した「ホップ」「ビール麦」そして、北アルプスの湧水を使い、日本初の取組となる原料から作る「自社生産ビール 100%安曇野産ビールを提供する。」ことだそうです。国内のクラフトビール事業の火付け役となって業界全体を盛り上げたいとおっしゃっていました。
〇さっそく店内へ入りましょう!
店舗の外観
店内の様子
店内ではクラフトビールはもちろんのこと、おいしい料理も楽しめます。
場所はJR穂高駅から徒歩30秒程度です。
詳細はリンクから https://azumino-brewery.com/
〇醸造所へ潜入しました。
醸造所内の様子
専用の機械設備が所狭しと配置されています。
とても高価な機械ですが、資金の一部は賛同した同志からの協力金(クラウドファンディング)を当てているそうです。
ブルワーさん(日本酒でいう杜氏、ビール職人ともいう。)の作業状況です。
当日は「みずぐるま」(フキノトウとクレソンのビール)の仕込みをしていました。
糖化→沸騰→洗浄の繰り返しで想像以上に重労働かつ繊細な作業に見えました。
特に糖化は温度管理が重要なためとても気を使うそうです。
クラフトビール
左から「Sui」安曇野ブルワリーを象徴するビール
2番目「安曇野颯爽セブン」米(安曇野産)を使ったビール
3番目「安曇野フルーツエール」リンゴ(安曇野産)を使ったビール
4番目「森の星影」松と松ぼっくりを使った変わり種のビール
5番目「甘栗」甘栗を使ったビール
その外にも「かぼちゃ」、「赤しそ」、「黒豆」、「ブルベリー」などあるそうです。
〇最後に味見をしてみました。(もちろん自腹です。)
「安曇野颯爽セブン」と「安曇野フルーツエール」は爽やかで、「甘栗」は黒ビールに近いコクがありました。
「森の星影」はパンチがあり、味の濃い料理と相性が良いと感じました。
〇安曇野ブルワリーの「目には見えないけれど多くの人に伝えたい」こと。
先にブルワリーの経営者は農家の一面もあると書きましたが、農家ならではの取組も行っています。
循環型農業に力を入れ、醸造過程から出る麦芽カスは有機肥料として農地に還元し、収穫した作物は店で提供する料理の食材として、無駄なく活かしています。
この記事を読んで少しでも安曇野ブルワリーに興味を持っていただけた方は、是非とも足を運んでくださいね。
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