松本市内には、美ヶ原高原などの伏流水を源泉とした数多くの湧水があり、「まつもと城下町湧水群」は、このブログでも過去に何回も紹介されています。(最近のブログはこちら)
安曇野市でも、北アルプスの伏流水を源泉とした天然水が豊富に湧き出しており、自分も安曇野市三郷にある老舗菓子店の入口手前において、地下200mから汲み上げられている湧水を愛飲しています。
冬日和の一日、いつもの湧水を汲んだ後、安曇野市内の湧水を巡ってみることにしました。
最初に、以前から行ってみたかった「延命水」に向かいます。
「延命水」は、安曇野市堀金の烏川渓谷緑地の先、常念岳や蝶ケ岳の登山口に向かう林道の途中にあります。
道すがら常念岳が綺麗に見えました。
烏川渓谷緑地やほりでーゆ~四季の郷を過ぎ、しばらくすると……
なんと、林道が12月4日に冬季閉鎖されてしまったことから断念。ほりでーゆ~四季の郷近くを流れる小野沢付近にある「おたねの水」とともに、来春また訪ねたいと思います。
次に訪れたのが、安曇野市豊科南穂高にある観光複合施設の「安曇野の里」。こちらでは、「安曇野わさび田湧水群」として「昭和の名水百選」に選定された湧水を汲むことができます。(先ほど紹介した「まつもと城下町湧水群」は「平成の名水百選」に選定されています。)
駐車場前にある「安曇野の里」、「名水百選」と刻まれた石柱の2箇所から、湧水が常に流れています。お昼時でしたが、水を汲む人が絶えず、写真の撮影待ちが必要でした。
ペットボトルに湧水を汲みます。
続いて、近くの「安曇野わさび田湧水群 憩いの池」に立ち寄ってみました。
「名水百選」の碑が建っています。
豊富な湧水を集めた池は、水面に木々が映りとても綺麗です。緑の季節に来るとよいかもしれません。
公園内には説明の看板が設置されていました。
清らかで豊富な湧水は日量70万tで、わさび栽培やニジマス養殖だけでなく水道水などに用いられていることが記載されています。安曇野市の水道水は、すべて北アルプスに育まれた豊富な地下水を水源としているそうです。
「安曇野わさび田湧水群」は、環境省が平成27 年3月に実施した「名水百選」選抜総選挙で、「観光地としてすばらしい名水」・「景観がすばらしい名水」の2部門で1位に選ばれています。(「名水百選」選抜総選挙の詳細はこちら)
また、「安曇野の里」では、冬のイルミネーションイベント「Azumino.光のページェント」が来年の1月31日まで開催されていますので、お出かけしてみてはいかがでしょうか。
帰宅後、汲んできた2種類の湧水をそのまま飲んだり、沸かしてコーヒーを淹れたりして美味しくいただきました。どちらもまろやかで飲みやすいと感じました。(個人の感想)
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