湧水飯釜大王庵の前には大判のメニューが掲示されている。そこに本わさび丼はなかった・・・。が、代わりに「本わさび飯」なるものがあった!
店内の席に案内されるとすかさず注文。「本わさび飯、そして食前にビール生中!」
心おきなく食前酒で長蛇の列の中で冷えた体を温めることができるのは、公共交通で行動しているおかげだと、グッと生中を空け、幸せをかみしめる。
本丸である「本わさび飯」が出てきた。配膳いただいたお姉さんに質問。
edada「本わさび丼というのが以前はあったようだけど、何故、今は本わさび飯になっているのですか。」
おねえ「お客さんご自身でつくって楽しんでいただけるように変更したんです。」
なるほど、パーツとなる本わさび、削り節、のり、ネギがセパレートされ盛られている。自分で作って楽しむのが好きな私には嬉しい変化。これを自分で熱々の飯に乗せ、好みに合わせて醤油をかけるよう、お姉さんからご指導いただいた。
これをガッと混ぜ混ぜして食べることとなるが、食味風々録によると、ニュチャニュチャになるまで混ぜてはいけないとのこと。そして、わさびは逐次投入せよとのこと。が、「兵は逐次投入はいけない」とされるので、阿川大尉(阿川氏は作家になる前、海軍にいた)のエッセイにあえて逆らって私はわさび全部乗せ!(笑)
醤油をサッと回しかけ、軽く混ぜ混ぜ。いざ、実食!おお、削り節とわさびって合うな~。わさびを一挙に投入したためか、時々、わさびの塊に遭遇し、鼻腔が強烈なツーンに見舞われたけど、それも心地よし。
ひとつ今後のリクエストとしては、DIY精神を推し進めて、わさびを自分でスリスリできるようにしてもらえたらもっと嬉しい。(物価高騰してるから厳しいかなぁ・・・)
スリスリして食べるわさび本体もいいのだが、葉わさびもいい。砂糖を揉み込み絞ってえぐみをとり、さっとお湯をかけ、それを密閉した袋に入れると、いい辛味が出るのだ。
しかーし、この日は無念なことに販売されてなかった・・・。諦めが悪い私は、葉わさびを練りこんだコロッケが売っていたので、缶ビールをお供に購入(笑)。辛さはわさび飯にはかなわないけど、ビールによく合う酒の肴です。
皆様も生まれ変わった「本わさび飯」をご賞味あれ。
大王わさび農場
所在地:〒399-8303 長野県安曇野市穂高3640
電話:0263-82-2118
営業時間:3月~11月[8:00~17:00] 12月~2月[9:00~16:00]
[English introduction]
Wasabi is a specialty of Azumino City. Wasabi is spicy, but it’s different from the spiciness of chili peppers. It has a pungent aroma that penetrates deep into your nose, a characteristic that other spices do not have.
At Daio Wasabi Farm, you can see beautiful wasabi fields that utilize spring water. You can also try “wasabi rice,” rice topped with shaved wasabi, green onions, and chopped seaweed, as well as soft serve ice cream and croquettes made with wasabi.
Daio Wasabi Farm
Address: 3640 Hotaka, Azumino City, Nagano Prefecture, 399-8303
Phone: 0263-82-2118
Business hours: March to November [8:00 to 17:00] December to February [9:00 to 16:00]
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