令和6年10月18日(金)、ミサワホーム(株)(ミサワホーム管理本部・渉外部、ミサワホーム甲信、テクノF&C)様、地元から総勢27名が、松本市奈川の森林に集って、里親活動(除伐作業)が行われました。
場所は、松本市奈川の高ソメキャンプ場近くの「ミサワホームの森」です。
森林(もり)の里親活動は、里親である企業が、里子である地域の森林で森林整備を行う取り組みです。今回の活動は、平成26年にミサワホーム(株)様が里親に、松本市が里子となり里親契約を結んでちょうど10年となる節目の活動です。
モニュメント看板前で、はじめの会が行われました。
最初に、ミサワホーム(株)管理本部 広報・渉外部 阿部課長よりあいさつがあり、その中で、10年間活動が継続してこれたことへの感謝の言葉がありました。
続けて、現地の運営を担っています「(株)ふるさと奈川」の奥原会長、松本市森林環境課 藤牧課長より歓迎のあいさつ。奥原会長は、「暑い日が続き、標高の高い奈川でも、カラマツの葉が未だ緑で今年は紅葉が遅れている」と現地の様子を紹介。その後、「(株)ふるさと奈川」の小林総括マネージャーより本日の作業について案内がありました。
モニュメント看板前で記念撮影後、最初の活動として記念植樹が行われました。植樹される樹木は奈川の固有種である御殿桜(ゴテンザクラ)2本です。
除伐作業が始まりました。場所は小高い山に位置する天文台のまわりにある森林(広葉樹林)です。奥原会長から、「広葉樹林には下層木が繁茂し、見通しが悪くなり、景観上、保安上に問題が多い。直径3~4㎝程度の下層木を切って見通しや風通しの良い森林にしてほしい」と説明がありました。
ノコギリを使った除伐作業が始まりました。30~40分が経ち、作業に夢中になっていると、「小まめに休んで水分補給してくださいよー」との声掛けがありました。(山での作業は疲れてくるとケガや事故が多いと言われていますので、絶妙なタイミングでの声掛けでした)
作業終了の声掛けあり。見渡すと「きれいになった森林」になった景色が広がり、少しすっきりした気分になりました。
作業のあとは、集合した場所に戻り、人員確認とケガの有無などを確認。(ケガされた方はゼロで安全な作業に一安心)
そのあと会場を「大原クラインガルデン管理棟」に移し、昼食会を兼ねた交流会が開催されました。昼食に振舞われたのは、奈川でとれた(今年とれた)そば粉で、この場所で打ったそばを使った「とうじそば」です。
「とうじそば」は、ざるに盛られたそばを、根曲がり竹で編んだ杓子型のとうじ篭を使って、様々な具を煮立てた温かい鍋の中に投じて食べる奈川に古くから伝わる郷土料理です。作業後の食事の味は最高でしたが、この日のために新そばを打っていただいたりご用意してくれた地元の方々に感謝です。
とうじそばをご馳走になりながらの交流会では、ミサワホームの会社と地元奈川との交流はもとより、ミサワホームまたグループ会社間の交流も図られた感じがしました。
最後に、ミサワホーム(株)阿部課長より、本日のため準備いただいた地元の方々への感謝の言葉と、今後もこの活動を続けていきたいとの言葉がありました。
10年の節目となった今回の森林の里親活動ですが、森林整備を通じた企業と地元との間の交流が、今後も20年、30年と末永く続けていただければと願っています。
ミサワホーム(株)・松本市奈川のこれまでの活動については以下の記事をご覧ください。
- 森林の里親契約記念式典 in 奈川 (2014.7)
- ミサワホーム株式会社社員が松本市奈川地区で森林整備に挑戦しました (2014.10)
- 森林の里親活動でミサワホーム社員が森林整備を行いました (2015.7)
- カラマツの紅葉が美しい奈川で、ミサワホームの皆さんが森林を元気に! (2015.10)
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