企画振興課のedadaです。
いつもなら、ことまま&区民がアルクマを相棒として、近代化遺産カードマスターになるべく、日々、カードゲットに邁進しているところ。
しかし、アルクマは夏場は大変出動回数が多く、多忙な状態・・・。
実は以前、観光部でアルクマのマネージャーを務めていたこともあり、大事な県のマスコットに一息入れてもらうべく、おっさんが代打出動!
ああっ!ことまま&区民、夏休みとってる!仕方ないので今回は単独で行動。
○今日も公共交通
企画振興課は公共交通を担当している。そのため、日々、管内の公共交通の動静は気になるところ。
今回のターゲットのカードの施設界隈では、松本市の地域連携バス「松本・島内線」を利用するインバウンドのお客さんが増えているとの情報を得た。そのお客さんたちは事前に運賃情報を入手して、コミュニティバスの作法「おつりなく運賃を払う」をしてくれるとのこと。
どうやって情報を手に入れているのか不思議だったので、それを調べつつ、近代化遺産カードのゲットの旅に出た。
バスから降り立ったのはここ。
無念なことにインバウンドのお客さん同乗していなかった(笑)。
○今回のターゲット
上記停留所の写真にもある通り、カードNo.7「松本市歴史の里」!
が、こちらには直行しない。まず入館したのは歴史の里のすぐ隣にある「日本浮世絵博物館」
課 員「お得意の脇道小ネタですか。」
edada「ノンノン!歴史の里の情報は一定、カードホルダーの台紙にも書かれているから、周辺情報も紹介し、カードゲットのお楽しみ度合いが高まるよう、重層的に情報発信するのがこの記事のねらいですぜ。」
駐車場を見ると、観光バスからインバウンドの衆が次々と降車している。ナンバーは京都や山梨で、どうやら県外にもこの施設は知られており、遠路来る魅力があることが伺える。
○摺りの実演と体験
この日は博物館でイベント「浮世絵の摺りの実演と体験」が開催。講師は朝香元晴 先生。朝香先生はNHKの美術鑑賞番組「美の壺」にご出演もされたお方。(諸般の事情により、ご出演の回はもう再放送は望めないかな・・・。)
まずは彫り。先生は版木の毛髪のラインを滑らかに彫られる。その削りくずが滅茶滅茶細い!(残念ながら写真ではわからないなぁ・・・)
使われる彫刻刀はご自身の指に合わせた手作りだそう。
さあ、次は摺り。浮世絵の世界は分業が確立されており、先生は本来、彫りが本職だそうですが、この日は摺りもご披露いただいた。
摺り上がり。美しい!でも先生曰く「何枚か摺った版木でなければ本当のいい色が出ない」とのこと。
そして、いよいよ体験!先生のご指導の下、参加者も摺りの体験もさせてもらえるのだ。
周りは夏休みのちびっこだらけの会場の中、参加費500円を払い、おっさんも参戦。
染料を乗せすぎたり、伸ばし忘れたり、強くバレンをこすりすぎて紙が版にくっついてしまったり、もうテンヤワンヤ。先生、私に付きっ切り。お手数おかけしましたー。
edada摺り 浮世絵
課 員「左のは版画なのに色がはみ出まくり。右のは上の猫が何やらブラッディになってますが。」
edada「これ猫又なんだけど、紙をはがした後、赤色の版木に不慮の接触があり、図らずもオカルト度合いを高める結果になってもうた・・・。」
課 員「先生の神通力フォローもedadaさんの不器用ぶりの前では力及ばずですね。」
edada「うっ、痛いことを・・・。でも、なんか愛着はあるよ。」
前半の実演では質問をすると、ありがたいことに先生は懇切丁寧にご説明いただき、後半の体験は楽しいだけでなく、改めて浮世絵の技術のすごさを体験することができる素晴らしいイベントでした。※残念ながら現在は終了。
○お茶屋のビール
課 員「で、次は歴史の里ですね。」
edada「今宵はここまでにいたしとうございまする。」
課 員「何、昔の大河ドラマの締めくくりのセリフ言ってんですか!まだカードをゲットしてないでしょ!」
edada「いや、簡単なこと。すでにお昼をまたいでおり、このまま腹ごしらえをせず歴史の里に突入したら、エネルギーが切れて、やる気スイッチがオフになるから。」
惜しむらくは、歴史の里付近には飲食店がないのだ。これを教訓に腹ごしらえしてからがおすすめ。
バスで松本駅に戻り、前から気になっていたお茶屋さんの看板を掲げたクラフトビールの店に突入。このお店、素敵なことに土・日・祝日は昼からやってる。(写真を手掛かりに行ってみてください。ヒントは「郵便局」)
暑い日の昼間からのキンキンに冷えたビールは最高!やはり公共交通でお出かけをするのはイイ!
次回、浮世絵博物館に行った理由をご説明いたします。
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