松本市里山辺にある林町会の皆さんが、元気づくり支援金を活用して取り組んだ林小城を散策してきました。
この地域には、全国有数の規模を誇る山城(やましろ)が点在していますが、林小城も戦国時代、この地を治めていた小笠原氏が武田氏に攻められ落城するまで重要な役割を果たした山城であるということです。
県の史跡指定を受けていた林小城でしたが、遊歩道もなく荒れていたことから、平成20年度に元気づくり支援金を活用し、遊歩道の設置や案内標柱の設置、マップの作成などに取り組んだものです。
事業から5年近くが経過し、現在の状況を見ていただきたいとお誘いを受け、確認に行ってきました。
林小城は、薄川の南に位置する小高い山で、登り口からゆっくり歩いて30分で城跡に到着、汗ばむ程度の山歩き、ウォーキングコースです。
これは、作成したマップです。
けもの道しかなかった山道を、少し土を削ったりして遊歩道にしたということです。
現在は毎年2回、地域の皆さんで草刈り、修繕をしているということです。
少し登って行くと「地獄の釜」があります。
底なし沼で、馬一頭が引きずり込まれたという恐ろしい逸話もあるそうです。
山の頂上には立派な建物はなかったということです。
城郭を形作る石積み跡が残っていました。
頂上です。城跡です。
平ですが、何もなし。
少し残念なことに、山頂からは北アルプスをバックに松本市街地が見えるのですが。
50年生の松などが絶景を阻害。枝の伐採などが出来れば最高の眺望ポイントです。
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