2025年2日目。林務課のSです。皆様どのようなお正月時間を過ごされておりますでしょうか。
お正月といえば、おせち料理にお屠蘇(私は本格的なお屠蘇は作れないので、代替品です。)など、日本の伝統的なお料理が食卓に並んでいるご家庭も多いのではないでしょうか。
この時期はお重や酒器、漆塗のちょっと小粋なお箸など、お料理を彩る食器類もいつも以上に木製品が多くなり、生活の中に今も根付いている、木を使った日本文化を再確認することができますね。
ということで、旧年中の出来事にはなりますが、2024年12月19日(木)~20日(金)に東京ビックサイトで開催された、日本の木材や木製品が集まる展示会「WOODコレクション2024 Plus」(以下、モクコレ)に出展参加してきましたので、その報告をさせていただきます。
モクコレは、「伐って・使って・植えて・育てる」というキーワードで、生活に木を取り入れることにより森林資源を循環させることを目的とし、木材の需要喚起と利用拡大を推進するための展示商談会です。今年は、38都道府県から約280の事業者が各地の木製品や製造技術を持ち寄り開催されました。
長野県からは、31ブース・28事業者が参加し、松本地域振興局ブースでは、6事業者が出展・5事業者が製品展示を行いました。家具や精油、木工小物など大小さまざまな木工製品が多数出展され、出展者は、各ブースに訪れる来場者に、製品カタログやチラシを渡して説明をしながら、実際に製品を手に取って、質感などを確認してもらい、販売促進につなげていました。
長野県ブースの正面には、ウッドデザイン賞2024ブースがあり、今回のイベントに参加されている朝日村のRed House Furnitureが開発し優秀賞(林野庁長官賞)を受賞した、Wood Pylon 「KOLMIO」が展示され、皆さんの注目の的になっていました。
石油製品だと思っていたパイロン(三角コーン)が木で作られているのはインパクト大のようでした。
Wood Pylon 「KOLMIO」の詳細についてはこちらをご覧ください。
https://www.redhouse-f.com/panel/
広い会場内には、国産木材を活用した住宅の外壁や外構、木製の駐車場、移動式サウナなどの大型木製品の展示から、文房具や木育(※)関係のおもちゃなど可愛らしい木製品まで、ありとあらゆる木製品が展示されていました。
※ 幼少期から木材や木製品とふれあうことを通じて、 木材への親しみや木の文化への理解を深めてもらう活動
どの木製品も、地元の材を活かした製品で、ブースをのぞくと、担当の方が熱心に説明をして下さり、地元の木材や森林への熱い思いが伝わってきました。
平成27年度から開催されているモクコレは、今年で10年目。日本各地の取組みがモクコレを通じてつながることで、木材の活用がもっと広がるとよいなと思いました。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
松本地域振興局 総務管理課
TEL:0263-40-1955
FAX:0263-47-7821