来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

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計量女子の計量検定所日記「拾ヶ堰のパーミルは、驚異の数字!」

こんにちは!計量女子です。
先日大王わさび農場へ行ったら、こんなポスターが貼ってありました。

街歩きの達人・タモリさんがブラブラ歩きながら知られざる街の歴史や人々の暮らしに迫るNHKの番組「ブラタモリ」で、いよいよ安曇野が取り上げられることになったのです!
(実は9月中にブラタモリのスタッフと思われる集団が市内で撮影していたという情報を小耳にはさんでいたので、そのうち放送されるかなと思っていたらまさかの年内放送でびっくりです。)

今回タモリさんが取材に訪れた(と計量女子が噂に聞いた)場所のひとつ、拾ヶ堰。

奈良井川から取水し、穂高の烏川に排水する総延長15kmの堰は、農業用水を得られにくかった扇央部(※)の村々に豊かな実りをもたらしてくれるようになりました。
※安曇野は扇状地ですが、扇央部は通常の土地より水はけが良いため稲作には向かないという特徴があります。なお、扇端部は湧水が豊富なので、わさびを育てるのに適しています。

拾ヶ堰と並走する形で整備されているのが、計量女子も時々お世話になっている「あづみ野やまびこ自転車道」です。
特筆すべきは、沿道の景色の良さと走りやすさ。

拾ヶ堰は標高570mの等高線に沿って流れる「横堰(よこせぎ)」で、総延長15kmに対して奈良井川→烏川の高低差が5mしかないため、並走する自転車道もほぼ平坦で、ランニング・サイクリングどちらも大変走りやすいのです。

水平距離15km=15,000mに対し垂直距離5mということは、以前計量高校生が説明してくれたパーミル(‰)換算すると、約0.3‰という大変緩やかな勾配です。
角度にすると約0.02度、限りなく平坦なので計量女子のほぼないに等しい
体力でもサイクリングを楽しめます。 

計量女子の計量検定所日記「パーミルを見る」

拾ヶ堰が完成した文化13(1816)年は江戸時代後期であり、堰を通すための測量道具も現代とは比べ物にならない質素なものでした。
それでも、等高線に沿ってわずかな傾斜しかない場所を掘って水をもたらした(しかも総延長15kmの堰を掘るのに工期はわずか3か月)当時の技術に驚かされます。

そういったお話もきっとタモリさんが分かりやすく紹介してくださるはずですので、NHK総合11月26日(土)19:30から放送されるブラタモリ「安曇野~安曇野は、ファン多し!~」、要チェックです!

NHK公式サイト「ブラタモリ #223『安曇野』◆初回放送2022年11月26日◆」
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