こんにちは。農地整備課のT子です。
今回はインフラならぬ「 円(えん)フラ 」についてお届けします。
Google Mapリンクから、円フラツーリズムに出かけましょう!
さて、インフラが世の中へ登場するまでには、思ったよりも長い道のりがあります。
・なんで必要?
・住民の暮らしにどんな効果があるの?
・どこに? いつまでに造る?
・造るために必要な許可は? 環境への影響は?
・費用は? 構造は? もっと安く造れる方法は?
…などなど、検討すべきことがたくさんあるためです
それらクリアできるベストなインフラって、どんなもの?
と検討をくり返す結果、その形状は、
十人… 否、十インフラ 十色に生み出されていくのです。
松本地域っぽい形状といえば…「 円形 」!
(「松本 → 草間彌生さん → まる形」から)
ということで、
松本地域に散らばる「円いインフラストラクチャー」
略して「 円(えん)フラ(※) 」を、3選ご紹介します。
(※)私が勝手に付けた名称です。
1) 円筒分水工(塩尻市)
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まず、農業土木構造物から。
配られる水の量が、仕切り板同士の幅で決まっているのが特徴です。
誰が見ても、公平さが分かる!ってことがポイント。
水争いの解決に役立ちました。
「四ヶ堰」のお名前は、この分水工を通じて4つの地域へ水を分けたことから。
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2) ラウンドアバウト(安曇野市)
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信号を使わず、流れるように方向を変えられる交差点。
信号機の建設手間や、維持管理の労力・コストがかかりません。
景観もスッキリ
近所の映えスポット「じてんしゃ広場」も一緒に、ドライブコースにしてみては?
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3) デザインマンホール(松本市)
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「 丸い毬 in 円 」のデザインがリズミカル◎
数あるデザインマンホールですが、松本市ver.は日本一「まるい」のでは?!
松本城下街歩きのついでに、探してみましょう!
いっぱいありますよー。
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おつかれさまでした。
円(えん)フラツーリズム、いかがでしたか?
「円フラ」の魅力は、実用性 × 構造美の両立だと思います。
一口に「円形」といっても、その形状になった背景はさまざま。
柔らかなデザインももちろんですが、
力学、交通工学… など、専門的な根拠が隠れていることがあります
街で「 なぜその形? 」と眺めてみると、おもしろい発見があるかも。
皆さんの地域でも探してみてくださいね!
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