こんにちは。農地整備課 Mです。
今回は、身近な農業用水路である『拾ケ堰(じっかせぎ)』について
安曇野市内の小学4年生が学んでいる様子をレポートします。
実は、もう今年度で23年目になる事業です。
4月~10月にかけて18クラス600名ほどが見学します。
農地整備課は説明の一部を担当しています。
私たちが梓川沿いのサイフォン出口で待機していると、
大きな機材を持った方が続々と到着しました。
今回はテレビ取材があり、児童もスタッフもそわそわドキドキしています。
さて、説明がはじまります。
昔、安曇野は『荒野』だったのですが、
『拾ケ堰(じっかせぎ)』をはじめとする数々の農業用水路が整備され、
現在のような豊かな米どころとなりました。
『拾ケ堰(じっかせぎ)』の水は、奈良井川から取った水を
梓川の下をくぐらせて安曇野に運んでいます。
「川の底の下にそんな水路が通っているなんて知らなかった。どうやって通しているの?」
「どうして遠くの奈良井川から取ることになったの?」ということで
模型を使った実験で、サイフォンという技術と取水に至った理由を学びます。
実験後のテレビのインタビューでは、
「いろいろ知れて楽しかった。」
「安曇野の農業をしている人にとってすごく大事なものだと思う。」
「ゴミを捨てずにきれいな水のまま保つ。」
と学習したことをふまえた感想が、たくさんきかれました。
また、安曇野地区広域排水事業所では、『農業用水路の水が災害の発生原因になる』ことを知り
防災対策について考えます。
そして、『拾ケ堰(じっかせぎ)』は傾斜がゆるやかなことが特徴ですが、
その理由を測量の技術とともに学びます。
◆測量についてはこちら
◆昨年の見学会の様子はこちら
毎週月曜日は農地整備課が担当です。次回月曜日もお楽しみに!
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