2016.11.17 [ その他 ]
箸を求めて コバヤシ漆器店へ
地域政策課のIです。
「コバヤシ漆器」をはじめて知ったのは、昨秋、木曽町で開かれた「美しい村連合10周年記念フェスティバル」のとき。
全国から集まる加盟自治体の首長や企業の方々に、信州の自慢の食をふるまう席で使われたのが「コバヤシ漆器店」の5角箸でした。以来ずっと気になっていた漆器屋さん。
福島トンネルを抜け2つ目の信号「矢崎橋」を渡ったT字路を右に曲がると、右手にある民家の一角に看板を発見。
店主で塗り師の小林登さん。
手にも現れる、職人の仕事ぶり。
お店のお箸はすべて小林さんが天然の漆を塗ったもの。
「箸は食べ物を口へ運ぶ大切な道具だから、安心、安全性はもちろん丈夫さ、使いやすさ、オリジナルのデザインにもこだわっている」という小林さん。
市場に出回っている箸は、ウレタンなど化学塗料で大量生産されたものが多いそうですが、小林さんは天然の漆にこだわっています。
箸の基となる木の加工は上松町の木下吉也(きのしたよりなり)さんの手によるもの。「国土緑化推進機構」が優れた技を極めた達人を選定する「森の名手・名人」にも選ばれており、箸職人の世界では有名人だとか。
「木曽郡の小中学校でも、給食にうちの箸を使っているとこ結構あってね」と、嬉しそうに話す小林さん。
「子供たちに自分が塗った箸でおいしいご飯を食べてもらいたい」そんな想いが伝わってきました。
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