2021.12.27 [ その他 ]
スキー場の裏側、覗いちゃいました。~ゲレンデのつくりかた~
こんにちは! 商工観光課のKです
気が付けば今年1年も残りあとわずか。
木曽はもう寒さが本気を出してきています
慣れてきたとはいえほんとは毎日こたつで丸くなっていたい…
そんなことばかり頭に浮かんできてしまいます。
でも、冬の寒さも悪いことばかりではないですよね
冬といえばアレですよ、アレ。
スキー場に行きたい!!!!!!
ということで今回は少し趣向を変えて、普段間近で見ることのない
スキー場のコース整備の様子をご紹介します!
木祖村のやぶはら高原スキー場での作業に
特別に同行させてもらいました。
使うのはコレです。圧雪車!
スキー場に行ったことのある方は見たことがあるかもしれません。
車両前面についているのがブレード。
これを使って雪を削って押していき、平らなコースを作っていきます。
後ろについているのはスノーミル。
これでコース表面をきれいにして、仕上げていきます。
ブレードでゴゴゴゴゴ…!と雪を押していきます。
雪を押して、バックしてまた雪を削って押すの繰り返し。
斜面の凹凸を平らにしていきます。
ブレードの角度を変えての微調整も行います。
もちろん整備前のコースなので、いくら特殊なキャタピラの車両であっても
信じられないくらいガタガタ揺れます。
それでも繊細なハンドルさばきで黙々と作業をする姿を
かっこいいなぁ…としみじみ思って見ていました。
まだまだ雪が少ないこの時期は
雪を削りすぎると土まで削ってしまうとのことで
コース表面に土が混じってしまわないように
常に緊張感をもって操作しているそうです。
これを何度も繰り返すと…
こんなにきれいになりました。
奥に見える最後の一台がここを通って最後の仕上げです。
今回はたまたま日中の作業を行うということだったので
同行させてもらえたのですが
普段はこの作業を夜中から朝にかけて毎日行います。
やぶはら高原スキー場では
営業時間終了後の午後4時30分から人口降雪を行っているそうです。
その年の降雪量に関わらず、安定した雪の量が確保できるメリットはもちろんですが
雪に含まれる水分量を自由に変えることができることも非常に重要なんだとか。
たとえばゲレンデを滑る際、さらさわふんわりなパウダースノーが気持ちいい。
でもゲレンデをシーズン終了まで丈夫に保つには、コースの下地はがっしりとしたものが都合がいいため、あえて水分量を少し増やした雪を使ったりするそうです。
もちろんそれだけではなく、その時の天気や気温などを見ながら細かく調整を重ねていきます。
この人口降雪を夜通し行いつつ、先ほども紹介した圧雪を併せて行います。
圧雪は午前1時(もはや夜ですね)からオープン時間直前の朝8時まで。
これを毎日欠かさず行っているそうです。
この作業の出来が、そのシーズンの営業期間にも直結します。
いい雪を作り、丈夫なコースを作り、お客さまになるべく長く、余すところなく楽しんでもらうために。
そんな思いをもって、今晩もコースづくりに励んでいます。
ご紹介した圧雪車、もっと中を見てみたいなぁなんて方
いらっしゃるのではないかなと思います。
いますよね?私は見たくて仕方なかったですよ?笑
作業終了後に撮らせていただきました、運転席です!
ハンドルと赤や黄色のボタンが付いたレバーを駆使して操作をします。
運転席から助手席を見ると、こちらにもあふれる情報量が…!!
我ながら少し興奮してしまいました。
とまぁ私が興奮していた話はさておき…
どのスキー場でも、上で紹介したように
お客さまに安心して楽しい思い出を作っていただくために
手間暇かけてゲレンデを整備しています。
スキー場で、もし、ゲレンデ整備をしている職員の方を見つけた際には
心の中で「ありがとう!」を伝えてもらえたらうれしいです。
最後に
スキー場では安全を第一にコースを整備しています。
コース外は基本的に整備されていませんので非常に危険です。
ルールを守って、安全に楽しく遊びましょう。
そしてぜひ今年の冬も
木曽のスキー場へお越しください!!
☆木曽のスキー場ホームページ☆
どのスキー場も個性があって安全に楽しく遊べます!
ぜひチェックしてみてくださいね
木曽福島スキー場 https://kisofukushima-ski.com/
開田高原マイアスキー場 https://asumo-g.co.jp/mia-ski/
やぶはら高原スキー場 https://www.yabuhara-kogen.jp/
御嶽スキー場 https://ontakeskijo.com/
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