是より木曽路 遥か彼方の京や江戸を思い、人々が往来した木曽路。 歴史と文化に彩られ、自然豊かな木曽地域の魅力を、当地勤務の県職員が四季折々に発信していきます。 あなたも、木曽に寄っていきませんか?

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妻籠宿の郵便史料館に行ってきました!

こんにちは、商工観光課のKです。

 

あなたは妻籠宿に行ったことがありますか?

妻籠宿では、宿場時代の衣装を身に着けて郵便配達を行っています。

運が良ければ出会えるかも…?

 

さて、今回は妻籠宿にある郵便史料館を紹介したいと思います!

郵便史料館は、妻籠郵便局の中に付設された小さい史料館です。

妻籠宿の街並みに溶け込む素敵な外観。

 

日本で唯一の黒いポスト。現役なので郵便物を入れれば実際に届きます。

 

小さいからと侮ってはいけません。

面白い史料がたくさん置いてあるんです。

創業時の服装。黒と赤の二色かっこよくないですか?

 

年代別のポストがずらり。

 

最初の郵便切手も展示してあります。

 

元祖郵便マーク。

 

 

島崎藤村の小説「夜明け前」に妻籠郵便局の開局風景が書かれています。

「夜明け前」によれば、当時郵便という制度がまだ始まったばかりで仕組みが理解できず、民衆の間では飛脚(人馬がリレー形式で荷物を運ぶ輸送職業または人)に頼んで手紙を持って行ってもらったほうが確実などと言われていたようです。

そんな状態だったため、郵便局(当時は郵便御用取扱所)にはまだ少ししか郵便は集まらなかった模様。

業務の内容としては、「郵便物を袋に入れ、隣駅(隣の宿場のこと)へ送ること、配達夫に渡すべきものへ正確な時間を記入すること、妻籠駅の判を押すこと」と記載されています。

 

日本近代郵便の父 前島密(まえじまひそか)。彼は郵便の創業者としてだけではなく、様々な業績を持っています。調べてみると面白いですよ。一円切手にもなっています。

 

ぜひ妻籠宿にお立ち寄りの際は、郵便史料館にも行ってみてくださいね!

 

◎郵便史料館(妻籠郵便局)

住所 長野県木曽郡南木曽町吾妻2197-5

料金 無料

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