2021.06.09 [ その他 ]
5月31日~6月6日は「禁煙週間」でした!🚭
こんにちは!
木曽保健福祉事務所で受動喫煙対策を担当しているTです!
みなさんは5月31日が「世界禁煙デー」、5月31日~6月6日までが「禁煙週間」になっていることをご存知ですか?
今年の「禁煙週間」のテーマは、
「たばこの健康影響を知ろう!
~新型コロナウイルス感染症とたばこの関係~」
でした。
今年の禁煙週間は終わりましたが、「コロナとたばこ」は引き続き考えていってほしい課題ですので、今回はこのテーマに沿って、喫煙がコロナに与える影響を3つ紹介します!
まず1つ目として、感染経路になることが挙げられます。
コロナの感染と言うと、会食など飛沫感染を想像される方も多いと思いますが、接触感染も主な感染経路の一つなんです。
私たちの手には、ドアノブやスイッチなど不特定多数の人が触れるものから付着した、ウイルスや細菌が存在する可能性があります。
喫煙時には口元に手で何度も触れるため、これらを体内に取り込んでしまうリスクが増加します。
2つ目には重症化リスクが増大することが確認されています。
これは新型コロナウイルスが体内に侵入する仕組みと関係があります。
新型コロナウイルスは私たちの気道などにある「ACE2受容体」というところから体内に侵入するのですが、喫煙している人はこの「ACE2受容体」が増加していることが解っています。
このことから喫煙している人は喫煙していない人よりウイルスが体内に侵入しやすく、感染した時に重症化しやすいと考えられています。
3つ目は濃厚接触の可能性があることが挙げられています。
これは喫煙所の多くが外に煙を逃がさない構造をしており、典型的な三密の空間であるためです。
実際に起きた職場クラスターを自治体が分析したところ、複数の事例で喫煙時にマスクを外す喫煙所で感染拡大した可能性があるとの結果になりました。
これを受けて喫煙室・喫煙コーナーを閉鎖している自治体・企業も多く存在しています。
喫煙時にマナーを守るのはとても大切ですが、喫煙所の利用は常に感染リスクと隣り合わせであることを念頭に置いてください。
今回は以上の3つをご紹介しましたが、たばこにはこの他にもたくさんの害があります。
特にこのコロナ禍でステイホームだからと自宅でたばこを吸うと、家族の受動喫煙を増やしてしまいかねません。
あなた自身や家族を守るためにも、禁煙に取り組んでみてはいかがでしょうか。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
木曽地域振興局 総務管理・環境課
TEL:0264-25-2211
FAX:0264-23-2583