2021.06.04 [ 歴史・祭り・ひと ]
木曽路発見!! JR中央西線の過去・未来
木曽建設事務所のOです。
中央西線は、塩尻-名古屋間の174.8km、39駅あります。そして、木曽路から森林鉄道や蒸気機関車が姿を消してから半世紀が経とうとしています。
明治44年、未開通であった木曽路区間は、既に開通していた塩尻と中津川の両側から工事が進められ、最後に宮ノ越駅と原野駅の間で接続となり、5月1日に中央線が全線開通(御茶ノ水-名古屋)となりました。
接続となった地点に「JR中央東西線接続記念碑」(木曽町役場日義支所の西側の線路沿いの鉄道建設当時の旧日義村役場敷地内)があります。
昭和48年5月に中央線全線が電化されたことから、8月26日、蒸気機関車「D51775」による木曽福島駅-塩尻駅間のさよなら運転がされ、木曽福島駅横に静態保存されています。
現在、県内に蒸気機関車は34輌あり、木曽管内では4輌が静態保存(動かない)されています。
木祖村村民センター
赤沢自然休養林(上松町)
SL公園(南木曽町)
現在、リニア中央新幹線が計画され、飯田市と中津川市を結ぶ工事が進められています。
しかし、昭和40年代、同区間に「幻の国鉄中津川線」の計画があったことを知る人は少ないかもしれません。この中津川線は阿智村昼神温泉を経由し、恵那山にトンネルをあけ、神坂を経て中津川に結ぶものです。残された資料は少なく正確なルートははっきりしませんが、この準備工事中に温泉が湧き出したことから昼神温泉ができたことは有名です。中津川線がリニア新幹線に姿を変えて開通したら木曽路はどうなるのでしょうか。
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