2012.05.28 [ 自然・名水・秘境 ]
残雪の『御嶽山』に登る
木曽の「御嶽山」
標高3,067mと、独立峰としては富士山に次ぐ標高を誇ります。
標高はさることながら、その姿は雄大で、木曽地域のシンボルとなっています。
九蔵峠展望台より(5月中旬撮影)
日本百名山にも選ばれ、年間を通じて多くの参拝客や登山者で賑わう霊峰です。
一般的な登山シーズンは夏ですが、一足早く登って来ました。
今回(5/12)は、王滝村からの登山口「田の原」まで車で行き、そこから登山スタートです。5月とは言え、山はまだまだ冬です
登山靴にしっかりとアイゼンを装着して、冬の服装で登りました。
1時間ほど登ると森林限界を超え、振り返ると絶景が
この日は、少し雲があり中央アルプスと北アルプスは見えませんでしたが、快晴なら間近に2つもアルプスを見ることが出来ます。
森林限界を超えたら、ひたすら雪渓を登ります。
王滝口頂上山荘が上の方にかすかに見える
登山開始から約2時間30分程で、王滝頂上に到着(2,936m)
鳥居の半分は、まだまだ雪の中
ここまで来ると気温は氷点下になり、雪と氷の世界
王滝頂上から約30分、目的地の剣ヶ峰が見えてきました。
登山開始からちょうど3時間、頂上の剣ヶ峰(3,067m)に到着です。
剣ヶ峰から雪の二ノ池を望む
凍り付く御嶽神社頂上奥社本宮
下山する頃には風が吹き始め、あまりの寒さに頂上を堪能することなく、すぐに降りてきてしまいました
帰りは、田の原まで雪が残っていたのでスキーで滑ってきました。登りは2時間30分かかったのに、下りはあっと言う間に到着です
開山祭が7月1日(日)に予定され、これから本格的な夏山シーズンが始まります。御嶽山は3千メートル峰ですが、日帰りもできる山です。
夏になりましたら、御嶽山に登りにぜひ木曽に来てください。
また、時間に余裕のある方は山小屋もありますので、宿泊することをお勧めします。3,000mの朝は最高ですよ
登山情報は⇒「王滝観光総合事務所ブログ」 「木曽町観光協会HP」
※現在はまだ、御嶽山上部は多くの雪が残り気温も氷点下になりますので、冬山登山の経験がない方の登山は非常に危険です。今回の様な晴天でも、氷点下になり非常に寒い事がありますのでご注意ください。
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