こんにちは、木曽保健福祉事務所健康づくり支援課のKです。
皆さん、ACEプロジェクトが推奨する「信州食育発信3つの星レストラン」をご存知ですか。
次の3つを満たしているレストランに与えられる称号です。
健康に配慮したメニューの提供
長野県産食材の利用や長野県の食文化継承の取組を実施
「食べ残しを減らそう協力店」としての取組を実施
今回、新しいメニューの打ち合わせのために、南木曽町にある「キッチン&カフェ萬屋」さんにお邪魔しました。
国道19号線を南下して車を走らせると「妻籠宿入口」の交差点があり、そこを左折して国道256号線を飯田方面を目指して山のほうに上って行きます。「妻籠宿」「ホテル木曽路」を左に見ながら9kmくらい行くと「ろくろ細工木地師の里」が右に見えてくるのでその手前の脇道を右側に入って行くのですが、看板が無いので気を付けないと飯田まで行ってしまいます(ご注意を)。脇道に入ると、今度は1台しか通れないような道幅の道を民家の間を縫いながら谷の方に下っていくことになるため少し不安になりますが、道端にやっとお店を示す看板が見えくると着いたも同然です。右に曲がった角に、民家に囲まれてひっそりと「萬屋」さんがありました。木曽町内から1時間少しの道のりでしたが、運営する「広瀬いたんどり会」の志水さんが玄関で満面の笑顔で元気に迎えてくれました。
築110年の古民家を改装しただけあって、玄関を入ると、趣のある内装でところ狭しと民芸品が並べられています。窓越しにテラスが見える奥の畳の部屋が食事の場所となりますが、部屋のあちこちが民芸品で装飾されており手作りへのこだわりが見て取れます。そして、料理が並べられたテーブル席の椅子の背もたれに掛けられた民芸品「南木曽ねこ」がわたしたちを歓迎してくれます。
さて、今回の新作メニューを囲みながらの打ち合わせです。郷土山菜の「いたどり」など地元食材をふんだんに使った創作料理が、地元工芸品の木曽ヒノキ等を使ったお皿の上に所狭しと盛り付けられていて、私たちの暮らしている世界が如何に自然からの恵みで成り立っているものであるか分かります。赤や黄、緑という野菜や山菜の持つ豊かな色彩が、南木曽の山奥の自然が創り出している空間と一緒になって心を和ませてくれます。決して高級食材ではありませんが、その季節季節のものがいろんな人の手を経て料理又は器というひとつの完成形になって目の前に並べられていることを考えると感動的です。完全予約制ではありますが、多く人に味わっていただきたい料理です。
新作メニューにつきましては、カロリー計算等を経ていづれお披露目になりますが今から待ち遠しいです。
同行した管理栄養士の料理の感想
「 数多くのお料理がありましたので、その中からいくつかご紹介します。
大きな朴葉に包まれたお寿司
朴葉の包みを開けると、さわやかな朴葉と酢の香りが広がりました。
具の色彩が豊かで、見た目も華やかです。きのこやたけのこが入っていろんな食感が楽しめました。視覚、味覚など、あらゆる感覚が刺激されます。
甘辛く味つけされた煮豆
一度食べるとやみつきです。
ますの唐揚げ
噛むとカリッと軽やかな音がして、食べごたえが抜群!頭からしっぽまでぺろりと食べられます。
長野県産のリンゴを使ったワイン煮と紅しょうがの天ぷらも添えられて見た目も華やかです。
トマトのコンソメスープ
小ぶりなトマトが丸ごと入り、その酸味が玉ねぎの甘みが溶け込んだスープによく合います。
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