2017.10.27 [ 自然・名水・秘境 ]
知られざる「御嶽山」の森~開田口調査隊が行く!
みなさん、こんにちは~! 木曽の魅力探検隊、会計センターのサイクリストKです。
こちらは御嶽山の「開田登山口」九合目付近から見下ろした開田高原方面の風景です。「晩秋」の様々な「彩」が競演、なんとも美しい眺めです。
と、いうことで~、「またかよっ!」って、言われてしまいそうですが、今回も「御嶽山」の話題です!(笑)
御嶽山の登山道、木曽地域からは王滝村の「王滝口」、木曽町には「黒沢口」、「開田口」と3つのルートがあります。
その中でも「開田口」は距離が長く、標準の登山時間が5時間を超えるため、登山者が少なく情報がほとんど無いので、これまで自分も登ったことが無かったのですが・・・、今回、「開田高原を元気にする会」のM田隊長と一緒に調査登山を実施することになり、開田口から御嶽山「三ノ池」まで登ってみました。
開田高原マイアスキー場へ向かう途中に「開田口」登山道への分岐があり、しばらく登ると登山口と駐車場が現れます。
登山届を提出して出発。四合目からの登山なので序盤は緩やかな登り坂、登り始めてすぐに「水場」があります、冷たくて美味しいお水でした。
春に御嶽山に登った時に、五ノ池小屋のSさんから、「屋久島のツアーガイドをしていた方が開田口から登ってきて、原生林の中を歩く登山道が、屋久島に似ていると絶賛していた。」と聞いていたのですが、ほんとに自然のまま、原生林の森って感じです。
登山道の周囲は倒木や岩にびっしりと「苔」が生えている「苔の森」でした。この風景がずっと六合目あたりまで続くのです。屋久島へは行ったことがありませんが、この景色は「苔の森」が有名な、八ヶ岳山麓の雰囲気にそっくりです。「ジブリの森」に迷い込んだようですよ♪
倒木の上に苔と広葉樹の芽が並んでいる姿は森の中の「小さな森」のようです。しっとりとした空気の中を歩くのは気持ち良く、「森林セラピー」効果抜群かと。 登山道の傾斜も緩やかで歩きやすく、開田高原からも近いので「苔」を紹介する看板でも立てて、ハイキングコースとして整備すれば人気出そうな場所ですよ!
幻想的な苔の森を抜けて、登山道は六合目を過ぎると明るい尾根に出ます。
出発から1時間30分ほど歩いたので小休止。山の中で飲むコーヒーはいつも旨いです。ここまで同じような景色の中を歩き続けたので、この辺りに「展望台」でもあれば気分転換にいいかも。尾根歩きは周囲に木が多く、見晴らしは良くないのですが、木々の間から紅葉、足元には「シラタマノキ」や色とりどりの「落ち葉」があって、彩豊かな登山道が七合目まで続きます。
以前は避難小屋があったという七合目を過ぎると、周囲は「紅葉」真っ盛りでした。そして、登山道は、これまでの緩やかなハイキングコースから、大きな岩が転がる厳しい上り坂に変わります。
ここから先はずっと上級者コース、目的地の「三ノ池」までキツイ上り坂が続くのです。ただ、一気に標高を上げた分、振り返ると眺めが素晴らしく、峡谷に爽やかな風が吹き抜けます。
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