御嶽山麓で冬限定の自然美の芸術を紹介します。
≪清滝≫
王滝村中心部から車で「おんたけ2240スキー場」方面に約10分ほど登ると左手奥に見えます。
古くから御嶽修験者の滝行が行われる滝として知られ、夏には無我の境地で滝にうたれる信者の姿を見かけることができます。
道路脇の駐車場から5分ほど雪道を登ると、高さ30mの滝が迫ります。
参道は積雪で一列に歩くのがやっとの道幅のうえ、圧雪されて滑りやすいので、ストックと防寒靴の用意をお勧めします。
夜はライトアップしていて、青く幻想的な姿に目を奪われるそうです。
真ん中の黒い部分、人型に見えませんか? 滝の脇に安置されている不動明王が乗り移ったのでは…!?
この日は快晴で滝に日が射して、時折、氷が音を立てて落下していました。(残念ながら落下の決定的瞬間は逃しました!是非、ご自分の目でお確かめください。)
≪新滝≫
清滝から更に車で約5分登ると右手に駐車場があります。
清滝同様、狭い雪道を歩くこと約10分。滝行の更衣室の先に新滝が見えてきます。
更衣室の奥、滝を正面から臨むと、滝口から滝壺まで見事に氷結し、あたかも時間を停めたよう! 個々の氷柱は海中を泳ぐ蛸やキノコの株に見えてきます…
新滝は裏側から滝を見られるので別名「裏見滝」とも言われています。
ところが、滝の裏側までは一面に飛び散った滝のしぶきが凍ってツルツル。
ストックの他にアイゼンなど靴に滑り止めが絶対必要です。ない場合は無理をしないで正面から御覧ください。
足元に全神経を集中して滝の裏側に回り、滝に視線を移して思わず息を呑みました。
壮大なスケールの氷柱が青白く光り、厳しくも神秘的な表情を見せていました。
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