2017.10.27 [ 自然・名水・秘境 ]
知られざる「御嶽山」の森~開田口調査隊が行く!
この辺りで一気に心拍が上がり・・・行けども、行けども「胸突き八丁」の急坂、浮石に気をつけながら、一歩一歩進む我慢の登山が続きました。
ようやく丘の上に到着、三ノ池の肩の部分まで登ってきました。「寒いです!」なんと周囲はガスガスで真っ白、冷たい強風が吹いていて飛ばされそうです。あわてて、上着を着込んで寒さ対策、ほんとに山の天気は読めません。
三ノ池の避難小屋の中でお湯を沸かし、温かい食事で暖まり休憩。食事後、小屋の外に出たら、ガスが消えてちょっと晴れてきました。三ノ池も見えるようになりましたが、晴天時の濃いブルーとはまた違った色合いですね。
帰りも同じルートを戻ります。勾配がきつい岩だらけの下り坂なので、足元に気を付けます。
それでも下りは目の前に絶景が広がるので気持ちが良いです。何度も足を止めて、この景色に見入ってしまいます。
ちょっとここで、記念撮影。「秋色の絨毯」のような紅葉萌え~な景色が広がる中、インスタ映えする写真が撮れますよ!この景色は御嶽山の他の登山道にはない眺め、開田口オンリーの景色ですね。
帰り道も、鮮やかな紅葉のトンネルを抜けて秋の景色を楽しんで・・・。
後半は、秋色とは対照的な深い緑の「苔の森」の景色に癒されて、登山口まで戻りました。
さて、初めての開田口、噂通りの長い行程でしたが、原生林の苔の森と鮮やかな紅葉に囲まれて景色を楽しんで登ることが出来ました。
特に序盤の森の中は「苔」が多く、ジブリの世界のような神秘的な雰囲気を楽しめるハイキングコースです。
課題としては、登山口までの案内表示と路面整備、登山道の倒木処理、展望台と休憩場所の設置、七合目から上部の登山道案内用リボンや矢印等の整備があげられるかな・・・。
御嶽山の北側の山域は植生が豊かで、ライチョウも生息する魅力の多い場所です。 そこへ直接アクセスできる開田口もまた、魅力の多いルートでした。
南北に広い山域の御嶽山、それぞれのルートで山の表情が変わって見えます。登るたびに新たな発見があって、飽きることがありません!(笑)
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