2016.10.14 [ 味・食文化 ]
赤カブ活用料理を試作してみました
(写真1)さてとお味は?
農地整備課のT,S@自称料理人です。
当ブログで「自称料理人」などと見栄をきりましたら、ある日木曽農業改良普及センター所長からお呼び出しをいただきました。
そこで所長から、所の皆さんの前で、私に極秘の指令が与えられました。(何のこっちゃ?)
「スンキが有名になって、生産量も増えているけれど、蕪菜の葉っぱはスンキになって売れているが、蕪の部分の売れ行きイマイチなので、蕪の部分(赤カブ)を活用した料理の提案を考えていらっしゃい!」とのこと。
更に、赤カブ以外の食材もできるだけ木曽の産品を使うこと・・・とな。
そこで木曽一年生の私が週末に帰宅した際に(単身赴任なんで)こんな料理を試作して「遊んで」みました。
但しこれを試作したのはまだスンキのシーズン前でしたので、赤カブは日義の道の駅にある農産物直売所で、年中ある赤カブ漬けを買って代用しました。
(写真2)なんで鶏肉なのよ?
まずは、お安い胸肉を半分に開き、木曾福島にある「小池糀店」のピリカラ糀を塗り込み、ラップでくるんで半日以上冷蔵庫で寝かせます。こうすると、胸肉が柔らかくなるのと、糀の風味が移って、安い胸肉が超ウメ~食材に変身します。
(写真3)次は何をしておる?
小池糀店のピリカラ糀は、そのままご飯のお供にしてもバッチリですが、このようにお肉全般にも良く合います。
胸肉に糀の風味が染み込んだものに、流行りの低温調理法で火を入れます。と言っても、ラップにくるんだままの胸肉を鍋に入れ、浮き上がらないようにお皿を乗せて、上から熱湯に浸し、20分間放置するだけです。(火にかけてはならぬぞえ!)
20分経ったら鍋から出して、自然に冷ませば、あ~不思議に、パサパサになりやすい胸肉がシットリやわらか~く仕上がります。(ウ~ン、うちの奥様の湯上り肌のようだ・・・と言ってみたい。)
(写真4)材料を揃えますね。
赤カブはシンプルに千切りにしたものと、それをかき揚げにしたものを用意しました。
Aコープで買ったブナシメジは以前ご紹介した開田のアイスクリーム屋さんのスンキ菌ヨーグルト「スンキー」で和えてみました。シーズンになったら本物?のスンキのみじん切りと和えても良さそうです。
(写真5)まずはかき揚げバージョン
こんな感じで盛り付けてみました。蕎麦は当然、開田高原の霧しなさんの「元祖乱れづくり・木曽路御岳そば」を使います。赤カブと食感の差を引き出すように若干長め(柔らかめ)に茹でます。
これにそばつゆを添えて、ざるそばスタイルでも、ぶっかけそばスタイルでもOKです。
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