2016.10.13 [ 自然・名水・秘境 ]
中央アルプスは巨石の美術館!?「越百山~南駒ヶ岳」の景色
みなさん、こんにちは~! 会計センターのサイクリストKです。
今回も山登りの話題、9月の晴れた日に中央アルプスの「越百山(こすもやま)」と「南駒ヶ岳」へ日帰り登山に出かけました。
登山口は大桑村の「伊奈川ダム上」の駐車場にあります。ここからは、越百山、南駒ヶ岳、空木岳と、中央アルプスの3つの山へ向かう登山道があります。予定では「越百山」へ登り、「南駒ヶ岳」まで縦走、さらに時間と体力が残っていれば「空木岳」(うつぎだけ)まで・・・行けるかな?
朝6時に登山届を提出してスタート、今朝沢林道を30分ほど歩き、越百山と南駒ヶ岳の分岐点のある福栃橋(3合目)から長い上り坂の始まりです。標識の案内では山頂まで4時間です。ジグザグの急登坂はいつもながら我慢の時間、標高を上げると綺麗な「シラビソ」の林が現れて、気を紛らわせてくれました。スタートから3時間、ようやく「越百小屋」に到着です。赤い屋根の山小屋、久々の良いお天気で布団を干していました。
ここで、やっと目の前に「越百山」が姿を現します。まだまだ遠くに見えますが、目標物が見えると気持ちがちょっと楽になります。
9時50分、「越百山」(2614m)の山頂に到着です。眼下に見えるのは飯島町、そして南アルプスの山並みが端から端まで見渡せて、真ん中に「富士山」が見える、素晴らしい眺めです。頑張って登ってきたので、良いご褒美ですね。
南アルプスを眺めながら、北側にある巨石のある場所まで移動して、大きな岩に座ってコーヒータイム。晴れた日にこの場所に立てたことが本当にうれしいです、普段、この辺りはガスの発生が多くて、なかなかこんな景色に巡り合えないのですよ。
次の頂を目指して、稜線を北へ向かって歩きます。目の前には「仙涯嶺」(せんがいれい)と「南駒ヶ岳」が現れます。これまた素晴らしい眺めです。でも、遠い・・・(笑)
同じ中央アルプスでも、賑やかな「木曽駒ヶ岳」周辺とは対照的に、このあたりは登山者が少なく、この景色もほぼ独り占めです。視界を遮るもののない尾根歩きは最高ですが、次のピーク「仙涯嶺」へ向かう尾根筋は巨石だらけで険しいですね。
この山域は、様々な形の花崗岩のオブジェが並び、まるで「巨石の美術館」。眺めの良い稜線歩きに加えて、目を楽しませてくれます。
大きくて変わった形をした巨石群が、何度も目の前に立ちはだかり、乗り越えたり、脇を通り抜けたりと、刺激的な登山コースでしたよ!
越百山から1時間ほどで「仙涯嶺」(2734m)の山頂に到着。目の前には「南駒ヶ岳」の山頂付近が尖って見えます。
斜度がきつく、ロープにつかまったり、岩場を這い上がったりと難コースでしたが、それでも青空のおかげで楽しんで登ることが出来ました。
12時20分、「南駒ヶ岳」(2841m)の山頂に到着。北には「空木岳」が見え、その先の木曽駒ヶ岳方面はガスの中。石に座って周囲の景色を楽しみながら、二度目のコーヒーブレイク。他の登山者の方々と、晴天の山頂に立てたことを喜びながらの至福の時間です。(ちなみにコーヒーカップは木曽ヒノキで作った「ククサ」です。)
休んでいたら、駒ヶ岳方面のガスが晴れて、ちょこんと尖った「宝剣岳」と「中岳」、「木曽駒ヶ岳」が姿を現しました。目の前の空木岳から木曽駒ヶ岳まで、ずっと稜線が繋がっているのです。眺めていると、このままずっと先まで歩いていきたい気持ちになりますが、身体はすでにお疲れ気味・・・。空木岳まで行くのに2時間ほどかかりそうなので、その後の下山時間を含めて考えるとこのあたりで終わりにするのが良さそうです。ゆったりと景色を楽しんで、山頂で長めの休憩を取り、山を下りることにしました。
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