2019.12.03 [ 味・食文化 ]
“そば切り発祥の地”でソハキリ@定勝寺
こんにちは。商工観光課のYです。
うどん県といえば香川県。では、そば県といえば?
とあるインターネット調査では、ありがたいことに回答者の半数以上が長野県と答えてくださったそうです
今ではお蕎麦といえば麺状にして食べるのが当たり前ですが、その昔はそば粉を練ってまとめる「そばがき」や囲炉裏の灰で焼く「そば焼き餅」といった形で食べられていました。
では、いつから麺状に切って食べるようになったのか?
1574年(天正2年)、大桑村の定勝寺の仏殿修理を行った記録に「振舞 ソハキリ 金永」(金永さんがそば切りを振る舞った)と記されており、これはそばを切って食べたことが明らかにされている記録としては最古になります!
2019年(令和元年)から445年も前のことです。
さて、そんな記録が保存されている定勝寺で「ソハキリ」を体験するイベントが開催されました
まずは、定勝寺檀信徒総代会長からそばの歴史と定勝寺について学びます。
いよいよ実践です。
講師の先生と一緒にそばを打つところから始めます。
ちなみに、先生は3本のめん棒を使い分けていました。のすとき、巻くときなどの過程において、そばに含まれる水分量を調整するためだそうです。
そばって繊細なんですね!
私もソハキリの体験をさせていただきました。
包丁を傾けて切る麺の幅を決めるのですが、すこし傾けたつもりでもうどん並みの太さになってしまい、かと思えば向こうがみえるような薄さになったり…食べ応えのある、個性的なそばが出来上がりました
参加者の皆さまも「自分で打ったお蕎麦は格別!」と喜んでおられました
ソハキリの指導・補助をしてくださったのは、「おらが村の味処 いなほ」の皆さんです。
ここの五平餅も絶品です!定勝寺への参拝とともに、大桑村へぜひお越しください。
おおくわナビ
http://www.vill.ookuwa.nagano.jp/kankou/desire/desire_shop.html#8
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