2019.02.05 [ 味・食文化 ]
王滝村の伝統食「こも豆腐汁」、「どんぐり餅」って何?~伝統食文化講習会から~
平成31年1月29日(火)、農業委員会女性協議会木曽支部と農村生活マイスター木曽支部が合同で伝統食文化講習会を開催しました。
参加者は、木曽地区町村の農業委員会の女性農業委員の皆さんと、農村生活マイスター木曽支部の皆さんです。
この講習会は、木曽の各地域の伝統食を知り、それを後世に伝えていくことが目的です。
2年目の今回は、王滝村の伝統食がテーマです。
メニューは「五平餅」、「王滝なます」、「こも豆腐汁」、「どんぐり揚げ餅」と「どんぐりコーヒーゼリー」です。
さて、「こも豆腐」って何?、「どんぐり餅、どんぐりコーヒーゼリー」とは?
どれも興味をかきたてられますが、イメージできません。待ち遠しいです。
講習会の講師は、王滝村の農村生活マイスター3名の方。
5,6人づつ4班に分かれ、各班が担当の料理を作っていきます。
「こも豆腐汁」を担当する班になりました。作り方がわかる願ってもない班です。
「こも豆腐」とは、簡単に言いますと豆腐を簀子で巻き、ゆでて、冷水で冷ましたものです。
豆腐の表面に簀子で巻いた跡が残る、やや硬くなった豆腐と言ってもよいでしょうか。
なお、飛騨地方でも食されると聞きました。
隣の班では、「どんぐり揚げ餅」を作っています。
“どんぐり”を粉にして、餅に練り込んだものを天ぷらにします。
“どんぐり”は、農耕が始まる前、縄文時代から食されていたようです。
農耕が始まった後も飢饉への備えとして蓄えられ、数々の危機から人々を救ってきたとのことです。
戦時中もどんぐりで命をつないだとの話があるようです。(参考文献より)
さて、それぞれの料理が完成しました。
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