い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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春の雪に【井月さんのこころ56】

 iPS細胞については、我が郷土の大先輩でもある京都大学iPS細胞研究所副所長 中畑龍俊氏が昨年8月に辰野町で行なった講演会の記事(遡回その25)をご覧ください。
 
 さて、先週6日(土)に飯島町文化館で「越百づくり会議」が開催され、出席させていただきました。
 長野県の中小企業高度化資金を活用して昭和61年10月に開業した飯島ショッピングセンター(旧「コスモ21」)は、近隣に大型店が出店したり、不景気の影響から核となる店舗の経営が立ち行かなくなり、平成21年10月に全ての店舗が撤退し、完全閉店となりました。
   写真:旧「コスモ21」空き店舗




 多額の高度化資金の残債がある中、県も町と一緒になって売却先などを当たってきましたが、なかなか思うようには進みませんでした。県としても早期の債権回収を図る必要があり、平成24年8月裁判所に担保物件である建物の競売申立てを行なったところです。
 折りしも、上伊那医療生活協同組合から飯島診療所の移転先として使いたいというお話しがあり、町に仲介していただいて昨年1月に飯島ショッピングセンター協同組合と上伊那医療生協との間で売買に関する合意が整い、県は申請に基づいて施設の処分を承認し、競売を取下げました。
 診療所の移転計画に併せて、広大な建物と敷地を活用した街づくりを考え、地域の活性化を図ろうと、百人を超える皆さんが「越百づくり会議」を結成し、会長に高坂飯島町長さん、議長に松下飯島町議会議長さん、実行委員長に小林上伊那医療生協理事長さんが就かれ、医療・福祉・健康、商業、文化交流、子育てなどの専門部会を設けて、住民参加による地域づくりの取組が始まりました。

 「百人を越える皆さんが百を越える知恵を出し合って、人々が集い伊南地域の賑わいの中心となるようなすばらしい街づくりに繋げていただきますように、ご期待を申し上げます。」と、お祝いの挨拶を申し述べさせていただきました。
 
 当日は、(社団)長野県中小企業診断協会の会長である滝澤恵一先生による
「ともに生きる地域をともに創ろう」と題する「街づくり講演会」が開催されました。引き続き専門部会も開催されて、まさに住民協働による「越百の街づくり」の本格的なスタートになりました。
 長野県としても中小企業の振興やこの夏東京銀座にオープン予定の「しあわせ信州シェアスペース(仮称)」などについてのアドバイスをいただいている滝沢恵一先生からは、様々な実践事例や経験に基づく示唆に富んだ内容の講演をいただきました。
   写真:滝澤恵一(社団)長野県中小企業診断協会会長による講演会

 春の全国交通安全運動が6日から15日まで展開されています。
 今年は、現在までのところ上伊那管内では交通死亡事故が一件も発生しておりません。昨年同時期における上伊那管内の交通事故死者は5人でした。
 8日(月)伊那市と駒ケ根市で交通指導所を開設し、子どもと高齢者の交通事故防止を運動の基本として、交通安全の啓発を行いました。こちら(4月10日の記事)



 春の雪が消え残るのを眺めながら、庚申塔や二十三夜塔が見ていたであろう古の大雪の記憶を訊ねてみたくなりました。
 この二月のような大雪は何時以来であったろうかと。




 碑に問うや幾星霜を春の雪
              青巒
 お勢至さまも微笑みてをり
              朴翠

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