2013.09.17 [ 歴史・祭・暮らし ]
平重盛ゆかりの平家の里「浦」を訪ねて
魅力発掘探検隊 歴史班のメンバーで伊那市長谷浦の「平家の里」を訪ねました。
「浦」集落は、その昔「壇ノ浦」と言っていたそうで、まさしく平家の血筋を現代に受け継ぐ里であるとのことです。
(集落入口の「平家の里 浦村」の石碑)
集落を訪ねた第一印象は、「静かな山里」といったところで、最初に「小松氏先祖の墓」をお参りしました。
浦集落の長であったであろう小松氏先祖の墓は、木立の中にひっそりと祀られていました。
墓石は、小さなものでしたが、歴史を感じさせるものでした。
集落を奥に進むと、廃校となった小学校分校の跡地があります。平らなまとまった土地がない山間で、苦労して確保した平地には、記念碑が建てられ今に伝えています。
数多くの石塔が整然と鎮座し、長い歴史の中集落独自の生活が営まれたことが伺えます。
集落の鎮守様の裏側斜面は、現在林地になっていますが、よく見ると段々畑となっており、少ない土地で自給自足の営みが続けられてきたことが推察されます。
集落のお祭りでは、各家が保管する赤旗を持ち寄って祝うなど平氏を伺わせる行事も現在に受け継がれているそうです。
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