2012.11.24 [ 地域振興局 ]
郷土の水(用水路)を学ぼう ~春富幹線用水路~
こんにちは。農地整備課のKoです
皆さんも小学校の時に自分たちの郷土について学びませんでしたか。
伊那市の富県小学校では4年生の皆が郷土の水について学んでいます。
今回は地域の用水路を管理する伊那市春富土地改良区の理事長が先生()となり、児童()に「お米」や「水」の話をしたり、実際の水路を見学したりしました。
その授業の様子を紹介します。
教室では、「お米をつくる」と題し、お米をつくるために欠かせない「水」について、水を引いてくるために苦労した歴史や現状を中心にお話を聞きました。
「お米をつくるのに大切なものはなんだろう。」
「田んぼ、肥料、機械、そして水ですね。」
いよいよ理事長先生の話がはじまりました。
「この水はどこからくるのでしょう。この水路はいつできたでしょう。」
理事長先生の話は続き、みんなノートへ書き込みます。
なんと!この水路、三峰川から水を引いてくるために357年前の江戸時代に計画され、二度の失敗を経て、今から181年前に完成したそうです。伊東伝兵衛さんが私財を投じて造ったので「伝兵衛井」と言われています。
大変な苦労があって水が流れ、お米が作られているのですね。
教室でのお話の最後は質問タイムです。
「水路が壊れたらどうするの・・・?」「水路のゴミはどうするの・・・?」「水路に動物が落ちたら・・・・?」
たくさんの質問がでました。理事長先生もうれしそうに答えていました。
翌週には現地見学会も行いました。
「教室で聞いた場所に行って、実際に水路を見てみよう!!」
4年生はわくわく、理事長先生もはりきって出発しました。
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