2012.11.25 [ 南信教育事務所 ]
文化財探訪!~伊那の文化的魅力~
みなさん、こんにちは南信教育事務所のBFです。
前回は「中央アルプス駒ケ岳~千畳敷カール~」を紹介させていただいた「文化財探訪!」ですが、今回は文化財パトロールで回った伊那市の文化財を紹介します。
その前に少しお時間をいただいて、文化財パトロールについて説明させていただきます
文化財には建造物や樹木などの天然記念物、史跡等がありますが、その状態というのは常に変化しています
そこで、文化財の現状を把握し保護について所有者と管理者に助言することを目的に、年に2回文化財のパトロールを行っています
消火設備の点検の様子 樹生状態の確認の様子
さて、今回はそのパトロールで回った文化財の紹介します
1つ目は遠照寺(オンショウジ)の釈迦堂(シャカドウ)と多宝塔(タホウトウ)です。
高遠町山室にある遠照寺は天福元年に天台宗天福寺として創建され、文明5年、日蓮宗に改まって久遠寺末寺の遠照寺となりました。重要文化財の釈迦堂と多宝塔、遠州流の亀石の庭園等があり、現在では牡丹寺としても知られています。
釈迦堂(シャカドウ)
多宝塔(タホウトウ)
釈迦堂の中にある多宝小塔は見事な彩色が施され、扉には牡丹の絵が描かれた金箔を貼り、大きさは約2mですが迫力があります
2つ目は熱田神社本殿(アツタジンジャホンデン)です。
長谷溝口宮之久保にある熱田神社は日本武尊の恩沢を慕い、尾張国熱田神社の形影を移し勧請したと言います。本殿は覆屋の中にあり保存状態も極めて高く覆屋と共に国指定重要文化財に指定されています。
熱田神社(アツタジンジャ)
熱田神社彫刻(アツタジンジャチョウコク)
善美をつくした麒麟や唐獅子・象・龍、隅木の獏などの彫刻は色鮮やかで見事です
3つ目は高遠城跡・高遠閣・高遠のコヒガンザクラ樹林です。
「天下第一の桜」として有名な高遠城址公園ですが、文化財としての指定・登録もされています。
国史跡 高遠城跡
国登録有形文化財 高遠閣
長野県天然記念物 高遠のコヒガンザクラ樹林
おまけ 高遠城址公園秋の様子
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