い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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旬の農産物情報 「促成いちご(冬春いちご)」

魅力発掘隊の農政課Aです。

今回はこれから旬を迎える「促成いちご(冬春いちご)」のご紹介です。

「促成いちご(冬春いちご)」は冬から春にかけて採れるいちごで、以前に紹介した「夏秋いちご」と比べると全体的に甘く、大粒で、生食に向いているのが特徴です。
夏秋いちごと比べると生産量は全国、長野県でも「促成いちご」のほうが多く、上伊那地域では伊那市や駒ヶ根市などでハウスを使って生産されています。

今回はそんな「促成いちご」を生産されている農家に魅力発掘隊メンバーとともに伺いました。



写真は武村さんのハウス

最初に南箕輪村にある大芝水耕生産組合組合長の武村淳一さんのハウスに伺いました。
武村さんは上伊那地域出身で、県外の大学を卒業後、国の補助事業を利用していちごの栽培を始められ、現在30代の組合長です。


写真は武村さん

ハウスの中に入ったその瞬間から、いちごの甘酸っぱい香りが感じられ、赤く実ったいちごが目に入りました。


写真は実っているいちごの様子
赤々としたたくさんのいちごが実っていました

武村さんは冬春いちごの中でも特に甘味が強く、酸味が少ない「章姫(あきひめ)」という品種を生産されています。
長野県南信農業試験場で開発された栽培方法である「NK毛管水耕栽培」を利用し、害虫の防除には天敵を使い、農薬の使用量を抑えるなど、栽培方法にもこだわって生産を行われていました。今年は11月末から収穫を始められ、3月ごろピークを迎えるとのことでした。ハウス内ではいちごの授粉用のハチがせっせと花の間を飛び回っていました。


写真は章姫
500円玉と比べてこのサイズ!一つ味見させていただきましたが、本当に甘いイチゴでした。


写真は栽培棚の様子
シートの内側の栽培ベッド(発泡スチロール)の中には養液が入っています。


写真はいちごの花
写真には取れませんでしたが、ミツバチが花の間を飛び交っていました。

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