い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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『トルコギキョウでハナタカダカ!』~名前の由来は…異国の被り物?~

皆さんこんにちは。上伊那農業農村支援センターのあんこです

お盆が過ぎ、暑さに柔らかさが感じられるようになってきたように思います。
夜には、秋の虫が涼やかに鳴く声も聞こえてきます。暑かった夏もひと段落したようです。
皆さんはどのような夏を過ごされましたか?

これまでこのブログで、上伊那地域で生産が盛んな「アルストロメリア」「カーネーション」「リンドウ」の紹介をさせていただきました。この地域にも「ハナタカ」になれる花がいくつもあるんだなと気づいた方も、多くなってきていると思います!

伊那合同庁舎2階の県民ホールでは、5月からフラワーアレンジメントの展示をしています。
お待たせいたしました!上伊那にはまだまだ「ハナタカ」になれる花があります!
今回展示される花は、華やかさと可憐さ、上品さが人気の「トルコギキョウ」です。

見ごたえが凄いですね!

今回の展示花は、みのわ花園の山口氏にアレンジしていただきました。
完成した作品を見た瞬間、「おぉ!」と思わず声が出てしまうような、見ごたえのあるアレンジメントになっていて、一気にホールが華やかな雰囲気になりました。
今回のコンセプトを山口氏にお聞きしたところ、「トルコギキョウの存在感を活かしてボリュームを出し、花の良さが引き立つようにしました」ということでした。
「堅くて小さなつぼみや開ききった花をこまめに取り除くことで、膨らみ始めたつぼみに栄養が届き、より長く楽しむことができますよ」と楽しみ方も教えてくださいました。

花の魅力に引き込まれます。

どの花でも共通することですが、切り花は花瓶の水をこまめに入れ替えることで長く楽しめます。特に夏場の暑い時期は毎日水の入れ替えをすると花も喜びます。また、市販の延命剤を入れるとさらに良いそうです。
花瓶に生けた後は、低い位置の花から傷んでくるので、そのときはこまめに切り取ると最後まで美しく飾れます。花瓶も深いものだけでなく浅いものを使ったり、コップやお皿などに一輪挿しや花弁を浮かべるなどもおしゃれですね!

上伊那地域では昭和後期の1980年(昭和55年)ころから本格的に栽培が開始されました。
トルコギキョウの生産量は年間230万本以上で日本一!6月末から11月まで出荷が続く大産地です。
また、80%以上がJA上伊那のオリジナル品種で、他産地にはない独特な花の形と色があります。
オリジナルらしく、名前も「しろくまのワルツ」「仙丈の華」「ロマリンブルーフラッシュ」などがあり、楽しませてくれます。
冷涼な気候と昼夜の気温差を活かして栽培された花は、日持ちがよく色鮮やかなのが特徴です。

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