2017.02.14 [ 地域振興局 ]
平成28年度「もりもり上伊那 山の感謝祭」を開催しました!
ヤマ雄:その思いが広がって、今、日本全国で「木の駅」が100駅を越えたそうです。
モリ子:全国の「木の駅」への原木出荷量は、年間約2.5万t。軽トラックに満載して行列を作ると約250km。伊那市駅から東京ディズニーランドまでの距離に匹敵する以上なんだって!思いの詰まった軽トラックの列を想像するだけで、なんだかワクワクしてきました。
ヤマ雄:ここ上伊那でも、「さわそこ里山資源を活用する会」が辰野町で「木の駅」を実践されています。今回、丹羽さんの講演に合わせて、事務局長の有賀 茂人さんから活動発表をしていただきました。
モリ子:「失敗から学ぶ」と題した発表で、「地域商品券」を使える商店が地元に少ないなど、課題もいろいろあるようですね。
ヤマ雄:その課題を丁寧に実行委員会で議論していくことこそが、「木の駅プロジェクト」のカギなんだろうね。丹羽さんは、「まずは社会実験で小さく気楽にやりましょう。実験は失敗して何ぼですから。」とよく話すそうだよ。
モリ子:もう一つの活動発表は、伊那市富県の「栗小屋管理専門部会」さん。クロモジの採取って思っていた以上に大変そうでした。でも、クロモジを原料の一つとする養命酒酒造株式会社さんの工場が駒ヶ根市にあるからこその、地域の強みを生かした取り組みですよね。ぜひ、広めていきたいですね。
<工場見学も楽しめる、養命酒 駒ケ根工場のHPはこちら>→ http://www.yomeishu.co.jp/komagane/
<養命酒酒造さんは森づくり活動にも積極的です>→ https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/local_office/12361.html
ヤマ雄:発表いただいた小牧 亮久さんは、松茸山の整備も非常に熱心にやっていらっしゃる方なんだ。
モリ子:そうなんですね。山の恵みって、実はいっぱいあるんですね。
ヤマ雄:今回の「もりもり上伊那 山の感謝祭」をきっかけに、地域の森の恵みに、もう一度目を向けてもらえたら幸いです。そして、「木の駅プロジェクト」のような、森の恵みと自治を再生する取組が広がっていけばうれしいですね。
モリ子:私も、実家の近くで山仕事をしているおじさんがいるから、「木の駅プロジェクト」を勧めてみようかな。
ヤマ雄:それじゃあ最後に、丹羽さんの著書から鮮烈な印象を受けた言葉をモリ子ちゃんに贈ろう。
「『美しい村など始めからあったわけではない。美しく暮らそうという村人がいて、美しい村になるのである。』柳田國男の言葉が心に沁みる。」
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