2015.03.23 [ 地域振興局 ]
養命酒製造株式会社と駒ヶ根市との森林の里親締結
平成27年3月17日(火)に、養命酒製造株式会社と駒ヶ根市の森林(もり)の里親協定の調印式が、駒ヶ根市役所で行われました。
(左:上伊那地方事務所長 中央:養命酒製造株式会社会長 右:駒ヶ根市長)
今回の森林(もり)の里親は、駒ヶ根市に工場がある養命酒製造株式会社から、薬用養命酒の製造に必要なクロモジの木を地元で調達したいとの相談が寄せられたのをきっかけにして、駒ヶ根市との協定締結へと結びつきました。薬用養命酒といえば、今から400年以上前の信州・伊那谷が発祥の地とされ、今や海外にも輸出されている、あの有名な薬酒です。
今回で7件目となる協定を締結した駒ヶ根市は、市内の75%が森林に覆われている緑豊かな街。今後は、駒ヶ根市中沢の市有林に、養命酒に使用する生薬の原料となるクロモジとイカリソウを植えて、新たな森林を作っていく予定だそうです。杉本市長からは、今回の里親協定をきっかけにして、たくさんの皆様に森林づくりに関わっていただきたいとのことでした。
養命酒製造株式会社の川村会長からは、豊かで健康な生活に貢献する会社を目指して、長野県の豊かな自然環境に支えられてここまでやってこられた。より一層、駒ヶ根市、長野県全体が良くなるよう、企業としてできることを精一杯やっていきたいとのご挨拶をいただきました。
長野県が進める「森林(もり)の里親促進事業」は、森林整備に意欲を持った地域と社会貢献に意欲のある企業・団体等が連携して、森林づくりを行うための契約です。今回の契約締結は、県内では111件目、上伊那地域では17件目となりました。
3年間の締結期間に、養命酒製造株式会社と駒ヶ根市が協働で森林整備を進め、林内にクロモジやイカリソウ等を植栽する予定です。
養命酒製造株式会社の駒ヶ根工場といえば、見学ツアーやおしゃれなカフェ、様々なクラフト体験など、県内外から多くの人で賑わう人気の観光スポットですが、今回の森林の里親締結をきっかけにして、ますます注目度が高まることが期待されます。
駒ヶ根工場の見学やイベント等につきましては、養命酒 健康の森をご覧ください。
http://www.yomeishu.co.jp/forest/index.html
上伊那地方事務所林務課からのレポートでした。
※「上伊那の森林レポート」のアーカイブは、上伊那地方事務所林務課のホームページ(URLは以下のとおり)からご覧ください。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kamichi/kamichi-rimmu/shokonorin/blog/h26.html
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