2016.06.03 [ 地域振興局 ]
高遠高等学校の「森と親しむ」
林務課です。
今年も、高遠高等学校の学校林作業「森と親しむ」に参加させていただきました。総合的な学習の時間の一環として、毎年恒例の行事です。
5月26日(木)、1年生120人と一緒に、グラウンドのすぐ脇にある学校林へと入っていきます。
高遠高等学校に入学してから、まだ2ヶ月足らずで、初めて学校林へ入る生徒さんも多いようです。
少し森に入ったところで、NPO法人 伊那谷森と人を結ぶ協議会 理事長の稲邊謙次郎さんから、森林の手入れの必要性についてお話を伺います。森の中の温度や光の変化を感じたり、地面の草の生え具合なども観察して、森の大切さを体感します。
木を伐ることで森がどんな風に変化するのか、わくわく度が高まります。「早く伐りたい」という声も聞こえてきます。
額から汗をポタポタと垂らしながら、お友達と協力して懸命に作業をしていました。
わずか1時間ほどの除伐作業でしたが、あっという間に見通しよくスッキリとして、地表に光も届くようになって明るくなったので、森林整備の効果を実感することができました。
毎年、毎年、先輩たちが整備作業を継続してきたお陰で、学校林全体が見違えてきれいになってきました。
「いい体験ができてうれしい」「来年も学校林作業やりたいな」と話しかけてきてくれる生徒さんもいて、今年の「森と親しむ」も自然のすばらしさを学ぶことができました。
いよいよ、長野県での全国植樹祭開催まで、あと2日。ご存知のとおり、全国植樹祭のポスターは、高遠高等学校の生徒さんの作品でしたね!そして、皇后陛下のお手植え樹種の一つには、タカトオコヒガンザクラが選ばれています!高遠城址公園の桜守として稲邊さんが長年、手塩に育ててきた、あのタカトオコヒガンザクラです。
6月5日は、高遠高等学校にとっても、稲邊さんにとっても、長野県にとっても、忘れられない記念の一日になりそうですね。
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