2016.03.08 [ 地域振興局 ]
チェーンソー講習会vol.2(中川村)
林務課です。
平成28年2月28日(日)に、中川村で2回目のチェーンソー講習会が開催されました。前回11月7日の講習会の参加者7名を含め、30代から70代まで幅広い年齢の17名の方が受講されました。
地域自らが里山資源を利活用する、そんな地域づくりを支援するため、前回同様、森林づくり県民税(森林税)の「里山活用推進リーダー育成事業」を活用しての開催です。
上伊那林業士会の講師の皆様の指導で、山主さんや山造りの活動をされている皆様の伐木技術が向上し、より安全に間伐作業をしていただくことで地域の森林整備への意欲をさらに高めていただこう!というのがこの講習会のねらいです。
受講者の皆さんの経験レベルに幅があるため、今回は、上級クラス、中級クラス、前回のリピーターさんクラス、初級クラスの4班体制で進めることに。
こちらは、初級のクラス。中には、初めて木を伐る方も。まずは、チェーンソーの持ち方からスタート。
1本目から、みごと狙いどおりの方向に伐ることができました。どのようにして狙った所に倒れたのか、切り株を皆さんで見ながら、力学的な原理を学びます。そのわかりやすい説明に、受講生の中から感心の声が。講師の皆様、林業の技術だけでなく、教え方も一流です!
こちらは中級のクラス。いい山造りには欠かせない間伐作業ですが、一体、どの木を伐ればいいのか?ということで、選木の講義からスタート。
上へ上へと一人一本ずつ伐っていくうちに、ずいぶんと高い所まで来ました。伐った後の切り株に集まって、伐倒方向の正確さを検証します。ここのヒノキはまだ若いとはいえ、生木の重さは相当なもの。狙い定めたところに倒さなければ、命の危険を伴う作業です。
受講者の方から「何本伐ったら、上手くなれますか?」との質問が。木は生き物。一本一本違うので、予測どおりにいかないことも。完全に満足という境地に達するのは難しいようです。針葉樹は特に基本に忠実に。上手になったという過信が大事故へということもあるので、中級クラスといえども初心忘るるべからず、ということですね。
こちらの班は全員、前回講座のリピーターとあって、アットホームな雰囲気。とはいえ、前回は講師による伐倒と木材搬出のデモンストレーションだったので、木を倒す作業は今回が初めてです。他のクラス同様、切り株を検証して、倒す方向をコントロールする原理を真剣に学んでいました。
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