い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

しあわせ信州 > 長野県魅力発信ブログ > い~な 上伊那 > 歴史・祭・暮らし > 蚕上がりの頃【井月さんのこころ67】

蚕上がりの頃【井月さんのこころ67】

 
 22日(日)午後、「南箕輪村の日」制定記念式典・シンポジウムが南箕輪村民センターで開催され、引き続いて祝賀会が大芝荘で行われました。
 式典では、「南箕輪村のあゆみ」の上映、「村民の歌」斉唱の後、唐木村長が「南箕輪の日」制定宣言を行い式辞を述べられました。
 1875年(明治8年)2月18日に旧6村の合併で誕生して実に139年間合併も分離もせずに発展を続け、今や人口1万5千人を超える長野県で一番大所帯の村になりました。
 当初は二月の開催予定でしたが、豪雪の影響で延期され、「南箕輪村の日を定める条例」施行から1年を経過するこの時期の開催となりました。

 記念シンポジウムでは、植木達人氏(信州大学農学部教授)をコーディネーターに、村ふるさと大使の加藤道彦氏(元(株)ワコール取締役)、小島茂氏(元(株)日本旅行SG部長)、但馬久美氏(元タカラジェンヌ・元参議院議員)の3氏と村区長会長の小森博人氏(元セイコーエプソン(株)監査室長)による「故郷の魅力再発見」をテーマとするパネルディスカッションが行われました。様々な面から南箕輪の魅力が語られました。
  写真:「南箕輪村の日」制定記念シンポジウム



 南箕輪小学校合唱クラブと南部小学校合唱団の皆さんによる「夏の思い出」、「ふるさと」、「南箕輪村民の歌」の合唱もすばらしかったです。
   写真:「南箕輪村の日」南箕輪小学校合唱クラブと南部小学校合唱団の皆さんの合唱



 
 地方事務所長の祝辞要旨は、以下のとおりです。

 「南箕輪村の日」が制定されることになり、本日ここに記念式典が盛大に開催されますこと、まことにおめでとうございます。
 南箕輪村におかれましては、明治8年2月18日に6村が合併し村が誕生して以来、一度として合併や分村することなく自立の道を歩まれまして、村の誇りと伝統を守り続けてこられました。
 そして、いまや長野県で最も大所帯の村となられました。
 今日の南箕輪村がありますのは、村の発展に尽くしてこられました先人の皆様の御明察と唐木村長さんをはじめ、村を愛する皆様方のたゆまない御努力の賜物であり、改めて心より敬意を表するものでございます。
 伊那谷の北部に位置する南箕輪村は、西に経ケ岳をはじめとする中央アルプスの山々を、東には南アルプス連山を仰ぎ、天竜川西岸に肥よくな田園地帯と豊かな自然が広がる素晴らしい環境に恵まれたところでございます。
 また、昨年、人口が15,000人を初めて突破し、国立社会保障・人口問題研究所が公表した2040年の将来推計人口において、県内77市町村では唯一人口が増えるとされております。
 これは、「日本一の子育て村」を目指し、子育て支援策に重点を置いてこられた成果であり、まさに、住みやすさ一番の村である、と言えます。
 さて、地方自治を取り巻く情勢は大きく変化をいたしておりまして、多様化、高度化する行政需要と厳しい財政状況の中、基礎的自治体である市町村は、どう対応していくのかが大きな課題となっております。
そのような中で、南箕輪村におかれましては、住民の自主的活動や官民が一体となった取組が活発に行われております。
 最近では、南箕輪村消防団の女性消防隊が、昨年開催されました、第21回全国女性消防操法大会において、長野県代表として参加し、みごと優良賞を受賞されました。
 これにより、女性が地域や村のためにいきいきと活躍している村、南箕輪村の名を全国に知らしめることとなりました。
 また、「信州大芝高原イルミネーションフェスティバル」も住民有志の皆さんの発案により、家族やカップルが一緒に過ごす時間を大切にするイベントとしてしっかり定着し、村内外から多くの方が訪れ、地域を見直すきっかけとなっているとお聞きしております。
 保育園から大学まで全てが存在するという村は全国的にも大変にめずらしいところであります。そこへ、更に長野県といたしまして中南信地域の高度産業人材育成拠点として、「南信工科短期大学校」を、平成28年4月に開校することとし、実施設計等を進めているところでございます。
 県といたしましては、今後とも、住民の皆様に最も身近な行政機関である村において、自主性と主体性が十分に発揮され、地域の実情に即した行政サービス体制が構築できますよう、できうる限りの支援を行ってまいりたいと考えているところであります。
 結びに、南箕輪村が「村の日」の制定を契機として、第4次総合計画に掲げておられます「みんなで創ろう住みよい南箕輪 ~人・自然・協働~」を目指して益々発展されますことを御祈念申し上げますとともに、村民の皆様、御臨席の皆様方の益々の御健勝をご祈念申し上げまして、お祝いのあいさつとさせていただきます。

1 2 3 4

このブログのトップへ

このブログや記事に関するお問い合わせ窓口

上伊那地域振興局 総務管理課
TEL:0265-76-6800
FAX:0265-76-6804