2013.10.26 [ 食・農・旅 ]
新そば味わう頃【井月さんのこころ32】
井月さんのこころ シリーズ その32
10月17日(木)横浜市で開催された「第21回全国女性消防操法大会」へ出場した南箕輪村消防団女性消防隊は、タイム57秒04総合得点75.5、参加47チーム中10位の好成績で見事「優良賞」を獲得し表彰されました。昨日のブログ記事をご覧ください。
10月19日(土)暴力追放・地域安全伊那市民大会がいなっせでありました。
開会に先立ち伊那市消防団音楽隊による演奏会が行なわれ、すばらしい演奏に拍手が沸きました。
写真: 伊那市消防団音楽隊の演奏
写真: 市長あいさつ 市中行進
同大会での地方事務所長激励あいさつは稿末掲載のとおりです。
10月20日(日)「第27回行者そば祭り(荒井区主催、伊那市後援)」が小黒川渓谷沿いの伊那市荒井「内萱スポーツ公園」でありました。
(既報ブログ記事10月24日)
お昼頃、あいにくの雨降りとなりましたが、新蕎麦を味わおうと大勢のお客さんが詰め掛け、小黒川キャンプ場周辺の駐車場がいっぱいになるほどの混雑振りで賑わっていました。
辛味つゆの新蕎麦と五平餅をおいしくいただきました。
写真: 第27回 行者そば祭り
手打ち蕎麦の実演もされていて、名人芸に思わず見とれてしまいました。
今から1300年の昔、駒ケ岳へ修行に向かう役小角(えんのおずぬ)という行者が、内の萱で一夜手厚いもてなしを受け、そのお礼にと『一握りのそばの種』を置いていったそうです。里人はこれを『行者そば』と名付け、大切に守り育て、今に伝えています。
「信州そば発祥の地」を自称する伊那市の蕎麦祭りは4週連続で開催されます。
4週連続!ぶっとおしのそば三昧 (伊那市観光協会HPへリンク)
10/20(日) 行者そば祭り 荒井区内の萱スポーツ公園
10/27(日) みはらし新そば祭り みはらしファーム
11/1(金)~10(日) 高遠城址秋まつり新そば祭り 高遠閣
11/2(土)3(日) 山麓一の麺街道フェスタ 高遠城址公園
ここで、井月さんも詠んだ新蕎麦を一句。
新蕎麦に味噌も大根も誉められし 井月
以下、この句の評釈について、井上井月研究者である竹入弘元氏の「井月の魅力 その俳句鑑賞」(ほおずき書籍)から引用させていただくと・・・、
新蕎麦の粉を使って打った蕎麦切りの風味は格別。そばの実を石臼でひいて、間をおかずすぐ打たないと香が抜ける。そんな微妙な味のそば。それで味噌も大根も誉められたという。大根は辛味大根か。
保科正之が高遠城主から最上・会津に移った際伝えた高遠の調理法が辛味大根のつゆだと。それから三百七十年もたった今でも彼地で行なわれている。
(新蕎麦・秋)
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