さて、５月末は出納閉鎖、２か月の出納整理期間を経て決算がまとまりました。また、今年は31日が土曜日でしたので、自動車税は６月２日（月）が納期限になりました。
　６月定例県議会が招集された６月19日（木）に長野県の平成25年度の決算見込みが発表されました。県税収入は、前年度比１．７％増の１，９６３億９，４００万円となりました。
　地方事務所税務課にとっても県税収入の確保に努めた一年間の結果を公表する打上げ日になります。
　養蚕でいえば「蚕上り（こあがり）」ですね。ということで19日夕、合庁の地下食堂で慰労会が行われました。

　県税決算の慰労会　所長あいさつ要旨
　税務課の皆さんに御慰労と感謝を申し上げたいと思います。
　この出納整理期間中、課長を中心にチームワーク良く仕事をしていただき、25年度を好決算にまとめていただきました。
　管内分の県税収入は９５億６千万円余、前年度に比べ約５億５千万円の減でありましたが、これは大口法人、それも前年度の納税額ＮＯ１とＮＯ２の２社の調定額が約６億円減った、それがそっくりそのままの減になっており、致し方がないものです。
　収入歩合は、現年滞繰あわせて９６．７１％と前年度比０．４９ポイントのアップ。
　これは、滞納繰越分のゴルフ場利用税や不動産取得税の不能欠損処理、そして、現年分では、ほとんど全ての税目で前年度の徴収率を上回る目標をクリアしていただいた実にすばらしい結果です。
　更に、自動車税についても、現年分の徴収率９９，７７％は、木曽を除いて県下で１番。現年滞繰あわせて９９．１７％も、木曽と北信を除いて県下１番で、０．２６ポイントものアップ。９９％台は、おそらくは「我が所始まって以来」の快挙だろうと思います。
　これも皆さんお一人おひとりの御努力の賜であり、誇らしい成果であります。
　心から感謝を申し上げます。
　そして、この成績を維持することは更に大変なことですが、今年度も一層の頑張りを期待します。
　今年度の管内５月末の法人事業税の税収が９％くらいの伸びできているということですし、今日発表された２５年度長野県全体の税収も１．７％伸びているということで、景気も上向いている実感がでてきています。
　昨年度は、我々県職員の給与も７月から９か月間、平均６％カットがされ、管理職手当も１０％カットされていましたが、この４月からようやく元に戻りました。といっても、消費税の増税やエネルギー価格の上昇で苦しさはあまり変わらないかもしれませんが、皆さんの努力が報われるようにしたいものです。お互いに頑張りましょう。　　　

　収入歩合（徴収率）は、日々の地道な積み重ねによる結果。それを０．１ポイント上げることの厳しさは、格別なもの。

　　蠖（しゃくとり）の心は知らぬ毛虫かな　　井月

満開となった枝垂栗の花（両小野小学校玄関にて）
　
　　新茶汲み葉を摘む心も知る夕べ
　　　　　　　　　　　　　　　青巒

　「春日愚良子句集」から