２８日（金）ＪＲ飯田線活性化期成同盟会の設立総会が駒ヶ根市の「アイパルいなん」において開催されることになりました。
　住民の足として無くてはならない生活路線であり、13年後のリニア中央新幹線開業に向けて、利用促進や輸送力強化が必要とされています。

　飯田線の活性化については、今年度の「職員による政策研究」で上伊那地方事務所を中心に市町村や広域連合の職員による「Ｔeam　Ω（チームオメガ）」の皆さんが「ＪＲ飯田線の利用促進及びＪＲ飯田線を活用した地域振興策について」と題する研究報告書を取りまとめました。
　松本空港から飯田線を使ったインバウンドの新たな観光ルートを創出する「飯田線ドリームエアライナー」や飯田線を愛する地域の方々と駅や駅前のまちづくりに取り組む「飯田線ぷらっとフォーム」についての提案がされています。
　26年度も継続して研究を進めることとされており、その成果が期待されます。

　さて、もう一つ井月さんに因んだ味覚の話題です。
　高遠饅頭でも有名な伊那市の和菓子屋　菊香堂さんの『漂泊の俳人　井月さん』という焼菓子の包装が新しくなりました。

　この御菓子は井月さんがまだ世の中にあまり知られていなかった15年ほど前から製造されているのだそうです。
　新しい包みには、お酒を酌み交わす井月さんと山頭火さんが描かれた森獏郎先生の版画（ばんが）が使われています。
　そうです、遡回その３３で紹介した伊那市街地の小沢川に架かる伊那橋の欄干のモニュメントに描かれているあの「千両！千両！」の版画です。



　菊香堂さんのお店は、伊那橋を渡って直ぐ近くの伊那郵便局前にあります。
　栗も使われている白餡入りの饅頭で「千両！千両！」のおいしさです。
　井月さんの魅力を高めるお土産としても期待されます。是非お召し上がりください。

千両の菓子供えけり春彼岸
　　　　　　　　　　青巒

「春日愚良子句集」から

掌に乗る鶯餅は鳴くまいぞ
　　　　　　　　　　愚良子