じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

大法寺三重塔と飯縄山

ここで問題です。上田盆地には、三重塔はいくつありますか。正解は4つです。安楽寺(国宝)、前山寺(重文)、信濃国分寺(重文)、そして大法寺(国宝)です。(F森さんに大感謝です。)

taihoji

大法寺の三重塔は「見返りの塔」と呼ばれ、室町初期らしい美しさを持っています。結構な高台にあり、見上げながら昇っていくと、檜皮葺(ひわだぶき)の層の反りと造作の丁寧さに見とれてしまいます。後ろに回って全景を眺めると、山腹立地の妙なのでしょうか、眼下の盆地を背景にまた違った趣が出てきます。いつまで見ていても飽きず、石段を降りてからもう一度見てしまう姿でした。

iizunanikoda

さて、大法寺の裏山で、北東側に延びるずんぐりした里山が飯縄山(標高932m)です。県内には飯縄山・飯綱山という名前の山が5座とも7座ともあるそうで、最も有名なのは長野市民の山、飯綱山でしょうけれど、地元にとっては塩田平の西端をかたどる情緒豊かな山容です。この記事をきかっけに、古代東山道以来の古刹、大法寺をつつんできた上田の飯縄山も覚えてください。ワン・オブからマイ・フェイバリットへ、晩秋の小旅行にいかがでしょう。

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上小管内の郷土環境保全地域の一覧は、こちらのページへお進みください。以上、環境課のR生でした。

〔大法寺飯縄山(だいほうじいいづなやま)のデータ〕
郷土環境保全地域の指定 昭和54年12月1日
所在 青木村・上田市(川西) 面積 62.75ha
指定理由 郷土的・歴史的

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