じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

古刹「前山寺」の紅葉

上小地方事務所のF森です。

 秋も深まった11月の土曜日、我が家から歩いて15分ほどのところにある前山寺(ぜんさんじ)」に行ってきました。
前山寺は、真言宗智山派のお寺。弘法大師が開いたといわれ、「未完成の完成塔」として知られる三重塔があることで有名です。鎌倉時代、北条氏が築いた「塩田城」の祈願寺(安全を祈る寺)であり、また、学問所でもあったそうです。かつては、「信濃四談林」という真言宗の四つの勉強所の一つで、江戸時代には末寺が40余りもあったということで、格式が高いお寺です。

家から15分とはいっても、2km弱の距離で100mくらい坂を上っていきます。「黒門」と呼ばれる門の前に立つと、そこから伸びる参道の木々がきれいに色づいています。

参道の脇には、「信濃デッサン館」。若くして亡くなった画家のデッサンを中心に展示しています。庭園の芝に落ちた黄色い葉を踏んで館に向かう人たちも多いです。カフェもあるんです。ここから歩いて10分ほどのところには、デッサン館の姉妹館で、戦没画学生の作品を展示している「無言館」があります。
さらに参道を上がっていくと、ドウダンツツジの赤が脇を固めています。

参道を上がりきると、正面に三重塔が見えます。黄色く色づいた大きなイチョウと塔がマッチしていますね。「未完成の完成塔」。「未完成」というのは、普通の塔は、縁という回廊や手すり(勾欄)、扉と窓がありますが、この塔はそれがありません。でも、こうしたものがなくかえってすっきりして良いという人もいて、「未完成の完成塔」と呼ばれています。たしかに、どの角度から見ても美しいですね。境内では季節の花も楽しめ、藤の花の頃の様子は、こちらのブログでご紹介しました。
本堂は、今年屋根を葺き替えたばかり。落ち着いた雰囲気。その奥では、名物の「くるみおはぎ」をいただくことができます(こちらのブログをどうぞ)。

黒門まで降りてくると、道を挟んで建っているお土産屋さんの横に猫がちょこんと座っています。猫も紅葉狩り。
横の駐車場から見上げると、お寺の庭園にあるイチョウが、山をバックに緑の中できれいなコントラスト。
今年もよい景色を堪能することができました。

↓↓↓ お寺の場所はこちら ↓↓↓


前山寺
住所:上田市前山300
電話:0268-38-2855
地図:

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