信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

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森林・林業の基礎から学ぶ森林・林業セミナー

長野県林業総合センター指導部です。

年間30日間の研修で、森林や林業に関する幅広い知識と技術を学ぶ「森林・林業セミナー」が、7月4日から始まりました。

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30日間の長丁場を一緒に過ごすことから、まずは自己紹介から。

林業に従事されている事業体の方をはじめ、地区の山づくりを行っている方や、所有山林の手入れを考えておられる方、建設業などから林業への新規参入を考えておられる方など、自己紹介を通じてお互いの様子が少しずつわかってきます。

そのうえで、本格的な研修が始まります。

まずは、7月4日から7日までの4日間の研修で、森林・林業の基礎的なことを知ることを目的として行いました。

林業の基礎的なことといっても、現場で経験していただくことが重要なので、教科書を使った座学を行うとともに、野外実習も積極的に行っています。今回も、樹木の見分け方や、樹木が成立する土壌の観察をするため、構内の森林で実習を行いました。

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土壌の研修では、地形などの環境条件が異なることで土壌が変わることを知ってもらうため、2か所の森林に入って、1m近くまで穴を掘って土壌の様子を細かく観察しました。

穴を掘ったことで見える土の断面の色や硬さ、根の発生状況などを観察しましたが、樹木の根が思った以上に浅いところにしか分布してない様子に驚いていたようです。

 

翌日は、人工林づくりで最初に必要となる苗木を知るため、育林部で種苗の研究を行っている研究員の案内で、苗木生産の現場を訪れました。

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最初に観察したのが、古くから一般的に行われてきた畑で直接育てて、土を落とした裸苗を育てている畑。カラマツの苗木の一般的な育て方を現地で指導していました。

 

さらに、場所を移して、近年盛んに行われるようになってきたマルチキャビティコンテナによる苗木生産についても見ていただきました。

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マルチキャビティコンテナは、根に用土をつけたままで出荷するため、裸苗に比べると植栽できる期間が長くなることや、専用の器具を使うことで、より容易に植えることができると言われており、近年注目されている苗木です。

ただし、開発されてからの歴史が浅く、特に本県で多く植栽されるカラマツについては、課題も残っていることから、研究を進めている最中で、こうした最新の研究についてもお話を伺いました。

実際の苗木づくりを見て「手入れされている苗を見て、山で雑に扱っていたことを反省した。」「一本一本大事に出荷されるので、大切に植えたい」という感想を寄せてくれた人もいました。

 

こうした形で今年度も12月までの予定で、森林・林業セミナーが始まりました。

今後も月に1回、4日程度の研修を行いながら、森林・林業に関わる様々な分野について、技術や知識を提供していく予定にしており、その内容については適宜このブログで紹介していきたいと思います。

 

〈本件に関するお問い合わせ先〉

林業総合センター指導部

TEL:0263-52-0600

FAX:0263-51-1311

メール:ringyosogo@pref.nagano.lg.jp

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