信州森林づくり応援ネットワーク

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特用林産の幅の広さを学ぶ~森林・林業セミナー~

長野県林業総合センター指導部です。

当センターで実施している「森林・林業セミナー」では、年間30日の研修を通じて、森林や林業に関わる幅広い知識と技術を学ぶことを目的としています。

今年も7月初旬から研修が始まり、8月には3日間かけて特用林産物について学びました。

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特用林産物とは、森林で得られる産物のうち、木材を除く産物の総称です。このため、山菜やきのこ、つる、木の実、木炭や薬用植物など対象範囲がとても広いうえ、農山村における貴重な現金収入となることから、地域の森林を考える上では重要な位置を担っています。

今回の研修では、特用林産物全般について講義形式で学ぶとともに、きのこと木炭の実習を行いました。当センターで力を入れて研究を進めているマツタケやホンシメジといった菌根性きのこについては、最新の研究成果を交えた講義が行われました。

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栽培きのこの実習は、当センターの試験地で、春に植菌した原木の上下と表裏を反転させる「ほだ木の天地返し作業」を体験してもらいました。

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研修ではきのこに加えて、山菜や竹、クリなど多岐にわたる特用林産物についても学びました。さらに、3日間という日程を活かして、炭焼きの全工程を体験しました。

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上の写真に見えている炭窯はドラム缶を活用したものです。

炭焼きは、その日の天候や材料の状態により工程が大きく変わります。作業を始めてみると、教科書どおりに事が進むというわけには行きません。

今年度の実習では、窯に木材を詰めるところから、炭を取り出すところまでの一連の流れを考えて研修を組み立てましたが、自然相手の炭焼きだけに、なかなか言うことを聞いてくれません。担当講師が研修の時間割と炭の様子をにらみながら、絶妙な調整をして、なんとか窯から炭を取り出すことまで体験することできました。

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上の写真は、炭窯の口を開けたばかりの状態ですが、ここから中に入っていた炭を取り出します。

でき上がった炭を計量するとともに、仕上がった炭を下の写真のように観察しましたが、研修の時間に合わせて、比較的短時間で炭焼き作業を行ったことが影響して、うまく炭にならなかったところもありました。

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今回の研修でも「炭焼きの難しさを感じた」人が多かったのですが、「子供の頃に炭を焼いた」という思い出がよみがえった方や、「時間をかけて上手く作ることが出来れば、仕事として使えるのではないか」「林業に携わるものとして炭を自給自足することは重要ではないか」という感想もあり、炭焼きをはじめとする特用林産物の価値を感じた方も多かったようです。

今後も12月までの研修の中で、森林・林業に関わる様々な分野について、体験を交えた研修を繰り返しながら皆さんに技術や知識を提供していく予定です。

 

〈本件に関するお問い合わせ先〉

林業総合センター指導部

TEL:0263-52-0600

FAX:0263-51-1311

メール:ringyosogo@pref.nagano.lg.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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