信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

長野県魅力発信ブログ > 信州森林づくり応援ネットワーク > ちさんマン > ちさんマン、全国大会でV4? の巻

ちさんマン、全国大会でV4? の巻

たぬ吉B
 

 

 

 

 

こんにちは。森林づくり推進課のたぬ吉Bです。

治山担当者として秋雨前線や台風と災害に対してまだまだ気の抜けない時期が続きます。有事には現場で活躍する長野県のちさんマンたちですが、実は、県内の現場に限らず全国レベルでも活躍していますので、その一部を紹介します。

今回ご紹介するのは、下にいる「がははのちさんマン」

ちさんマン
 

 

 

 

 

 

 

ではなく、「諏訪のちさんマン」です。

去る9月20日に、東京都にあるオリンピック記念青少年総合センターで「第55回全国治山研究発表会」が開催されました。この発表会では、全国で治山に取り組む技術者たちが、事業や日頃の業務や技術面に関する課題などについて研究した成果を発表し鎬を削る、年に一度の催しです。

長野県からも毎年ちさんマンたちが発表している当研究発表会ですが、今年は諏訪地域振興局林務課のちさんマン(正条技師)が1題の発表を行い、なんと「最優秀賞」を受賞しました!

表題は 「木を沈めて河を鎮める~施工から15年目 階段式木工沈床の今~」

発表風景①
 

 

 

 

 

 

 

 

発表風景②(正条技師)
 

 

 

 

 

 

テーマになっている「木工沈床」とは、木製の枠内に石などを詰めて河床へ設置することで渓流を保護し、安定させる、木材を活用した工法です。こうした木製の工法は、木材の性質によりある程度の湿潤環境で発生する「腐朽」により傷みやすくなるのが大きな課題です。この発表では、経年による腐朽や損傷度合に焦点を当てて、工法の有効性を検証しています。

(木工沈床工は下図のような工法です)

木工沈床
 

 

 

 

 

 

研究の中では、水中に設置されている木工沈床工の腐朽度合に加えて、土石の流下による摩耗量なども調査し、水中及び土中に設置されている木工沈床工は施工後15年経過した今でもほとんど腐朽しておらず、その効果を発揮していることを証明しました。(調査によると、なんと40~50年間は施設として機能を発揮できる、という結果になります!)

そして、その緻密な調査や検証成果の有用性に加えて、内容が非常に分かり易くまとめられている点が評価され、最優秀賞受賞に至りました。

しかも、長野県の最優秀賞受賞はこれで4年連続となっており、県の技術力も評価していただけているのかもしれません。

ここまでくると、どこまで連覇記録を伸ばし続けられるのか今後の活躍にも期待がかかります。

目標は大きく、来年の5連覇を目指しつつ、初心を忘れずに、今後も日々抱える様々な課題の解決に取り組みたいと思います。

以上、たぬ吉Bよりご報告でした。

 

 

 

LINEで送る

このブログのトップへ