2019.11.05 [ その他 ]
南信州農ある暮らし入門研修~Vol.7 こんにゃく作りと秋野菜の収穫~
こんにちは、農政課のIchiです。
さて、5月から毎月実施してきた本研修。今回でいよいよ最終回となりました。
最終回(第7回)は、10月25日(金)と26日(土)の2日間で開催しました。
1日目は、修了証の授与式から。
地域振興局農政課長から、お一人ずつ修了証をお渡ししました。
全7回すべてに参加された方もいて、
スタッフ一同、嬉しい限りです。
そしていよいよ、こんにゃく作り。
材料のこんにゃく芋、皆さんご存知ですか?
これは皮を剝いた後の写真です。
長いものようにぬるぬるした感触なのですが、素手で直接触ると肌が痒くなってしまうので、しっかりゴム手袋を着用。
3cm程度に切った生芋を水と一緒にミキサーにかけます。
すると・・・
こんなに滑らかな状態に。
次から次へとミキサーにかけては、鍋に移して・・・の繰り返し。
なかなか大変ですね。
そして、ここに加えるのがコレ!
こんにゃくの素です。中身は炭酸ナトリウムで、これが凝固剤に。
鍋を火にかけて、こんにゃくの素をお湯で溶いたものをこんにゃく芋に加えて、よく混ぜ合わせていくと・・・
粘りが出て、まとまってきました。
各自持ってきた容器に入れ、平らにならして、しばらく置いておきます。
この研修で行ったのは、ここまで!
この後、茹でる作業はご自宅で!
さて、こんにゃく作りの隣で、スタッフが作っていたものが・・・
豚汁とふかし芋です!
研修で作った野菜をふんだんに使って作りました。
さて、いよいよ試食タイム。
ごはんは、講師の先生が今年作られた新米で、長野県オリジナル品種の「風さやか」。
「風さやか」は、長野県農業試験場が13年の歳月をかけて開発し、平成25年に品種登録されたお米です。
炊き立てということもあり、ふっくらした食感と甘みがあって、すごく美味しかったです。
サラダには、研修で作ったキャベツを使用。
紅色の漬物は、王滝かぶの甘酢漬けです。
王滝かぶは木曽郡王滝村の伝統野菜で、かぶの葉を乳酸発酵させて作るすんき漬けが有名ですね。
今回は、かぶの部分を漬物にしてみました。
ふかし芋や豚汁も美味しく出来上がり、ホッと一安心。
2日目は、畑で最後の収穫。
少ないながらも、まだ秋ナスも残っていました。
里芋の根っこの部分をスコップで掘り起こしてみると・・・
芋がゴロゴロ。小ぶりなものもありましたが、たくさんとれました。
にんじんも収穫。形が良いものが多く、サイズも大きめでした!
大根、ほうれん草、チンゲン菜、小松菜、ブロッコリー、白菜など段ボールいっぱいになるほどたくさんの野菜が収穫できました。
これにて、全研修が終了です!
最後に、記念写真を一枚パシャリ。
参加者の皆さんからは、
「農業は未経験だったが、毎回楽しく新鮮だった」
「実習は座学よりも身についてよかった」
「基礎の基礎が学べてよかった」
「持っている土地で来年から菜園を始めてみたい」
「教わったことを生かして、野菜を中心により範囲を広げて畑をやりたい」
といった声をいただきました。
この研修を通して、農業本を読むだけでは分からない、野菜を作る楽しさやコツ、そして農業の深さを肌で感じていただけたならば幸いです。
また、県外から足を運んでくださった方には、南信州の景観を楽しんだり、新鮮な空気を吸いながら農作業することで、少しでも「南信州」を好きになってもらえていたら嬉しいです。
来年度も本研修は実施予定です!
少しでもご興味を持たれた方は、ぜひともお気軽にお問合せください。
☑お問い合わせ先
南信州地域振興局 農政課農村振興係(担当:酒井)
TEL 0265-53-0413
FAX 0265-53-1629
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