2015.05.27 [ 南信州の観光・自然・花 ]
魅力満載のローカル線!飯田線(26)南信州の中核駅「飯田」
長野県内はもちろん、東京や名古屋、大阪と各方面へ高速バスが走っています。
下の写真は、「飯田駅~飯田市美術博物館」を走っているプチバス「 プッチー」です。
環境にやさしい電気で走るバスで、時速15kmほどでゆっくりと飯田市街を走ります。(土日祝日のみ運行)
また、駅前には、伊原五郎兵衛氏の功績を称える碑が建てられています。
伊原五郎兵衛(1880~1952)は、明治13年飯田市に生まれ、亡父の遺志を引き継ぎ、私財を投げ打って飯田線の前身の一つである伊那電気鉄道株式会社の設立に尽力しました。
その後、経営難に苦しむ同社のために、自ら切符売りや駅舎清掃をするなど路線延長に尽力し、昭和2年に辰野~天竜峡までの全線開通を実現しました。
さらに、伊那谷と太平洋を鉄道で結ぶという壮大な夢に向かって尽力し、彼の夢は現在の飯田線と同じ区間である辰野~豊橋間が昭和12年に開通し、ついに実現します。
その風貌や熱い思いから「伊那谷の西郷隆盛」と呼ばれた人物です。
碑が飯田駅前に建てられたのは昭和27年1月のこと。その3か月後に、伊原五郎兵衛氏は72年の生涯を閉じています。
現在の飯田線があるのも、同氏の功績によるものと言っても過言ではありません。
さて、駅を出て右に行くと、飯田駅前交番があります。
観光都市飯田を象徴するように、オシャレな造りとなっています。
さらに進むと、多目的広場「アイパーク」があります。
アイパークの隣りには、市営の駅前駐車場があります。
飯田駅は飯田市の交通の中心ですが、駅周辺もりんご並木や川本喜八郎人形美術館など観光スポットがたくさんあります。
まちなか散策をすると楽しい街ですので、ぜひ観光にお越しください!
飯田市内の観光パンフレットはこちら
それでは、今回はこれまで。次回をお楽しみに!
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