2015.05.25 [ 南信州の食・味・お土産 ]
新茶の季節です♪
農政課Wです。
飯田下伊那地域は、日本全国でも北限に近い茶産地ですが、
5月に入り標高の低いところから順に新茶の収穫が始まっています。
ということで先日、天龍村中井侍地区の茶畑にお邪魔しました。
こちらの地区では、品質へのこだわりや急傾斜地であるという条件から
手摘みでの収穫が一般的となっています。
手摘みで収穫された茶葉は、木茎・古葉の混入がなく
葉が切断されてしまうこともないことが特徴です。
収穫された茶葉はすぐ地区内の工場に運び込まれ、荒茶に加工されます。
加工の最初の工程は、茶葉の発酵を抑えるための“蒸し”です。
飯伊地域の茶は、若蒸し・浅蒸しと呼ばれる蒸し時間の短い製法で製茶されます。
これにより、茶葉の形が残った“細よれ”の外観、黄緑色の爽やかな水色、
甘み渋みに富んだ味わいを併せ持った茶が生まれます。
その後、乾燥と粗揉・揉捻・中揉・精揉の工程を経て、
色沢・香り・浸出性の良い荒茶へと加工されます。
今年は、凍霜害の発生もなく全体的に生育は順調のようです。
合同庁舎の売店でも取り扱っておりますのでぜひ旬の味をお楽しみください。
なお、6月3日(水)に合同庁舎1階玄関ホールで、天龍農林業公社による
新茶の即売会が開催され、天龍村各生産者のお茶が販売される予定です。
試飲も用意されますのでぜひ足をお運びいただき、お気に入りのお茶を見つけてみてください。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
南信州地域振興局 総務管理課
TEL:0265-53-0400
FAX:0265-53-0404