2019.09.25 [ 南信州の観光・自然・花 ]
南信州”登山”日和Vol.6~南アルプス塩見岳の植生復元ボランティア活動~(前編)
農地整備課の中年Yです。
9月14日(土)~16(月)の三連休、南アルプス高山植物保護ボランティアネットワークと静岡県
が主催する(協力:大鹿村)植生復元活動にボランティアで参加してきました!
この活動は、静岡県と長野県の県境にあたる南アルプスで行われており、
静岡県からの呼びかけに応じて長野県側からも毎年参加しています。
今回は、日本で一番高い峠と言われている三伏峠(さんぷくとうげ)(標高2,607m)と
南アルプス塩見岳(標高3,052m)で、鋼製防鹿柵の修繕と塩見岳山頂直下の
植生復元ネット敷設を行いました。
今回は約50名が参加。登山口となる鳥倉林道終点で、代表の鵜飼一博さんから
挨拶がありました。
7時10分に登山口を出発。各自のペースで登ります。
途中、真っ白なブラシのような花をつけたサラシナショウマのトンネルを抜け、
8時55分に三伏峠小屋に到着。
早めの昼食を取った後に休憩し、みんなが到着するのを待って、
11時から作業が始まりました。
1日目は三伏峠のお花畑の鋼製防鹿柵の修繕です。まず、取り換える支柱を現地まで運びます。
天候に恵まれ、作業現場からは塩見岳の雄姿を眺めることができました!!
初めての参加者もいるので、これまでの経緯や作業内容、注意点についても説明がありました。
杭打機は鉄の塊ですので、支柱を打ち込んだ後に引き抜く際には特に注意が必要です。
登山道側に倒れている支柱は取り外して交換します。
【作業前:写真中央の登山道側に倒れている支柱を交換】
支柱に固定されている金網を外します。
番線が目に入らないようゴーグルを着用します。
【曲がった支柱を抜き終わった状況】
支柱の打ち込みは力を要する作業なので、皆で交代しながら打っていきます。
支柱を打ち終えた後は金網を固定します。
金網の高さが不足している箇所はロープを通してシカの侵入を防ぎます。
約4時間で鋼製柵の修繕が完了!!
【作業完了】
小屋に戻ってからは、2日目の作業で使うシュロ縄を17mづつに切り揃えます。
夕刻(18:00)、塩見岳山頂が真っ赤に焼ける姿を小屋から眺めることができました。
2日目の作業は、塩見岳山頂直下での作業です。
後半へ続く! 乞うご期待!!
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