2019.09.26 [ 南信州の観光・自然・花 ]
南信州”登山”日和Vol.7~南アルプス塩見岳の植生復元ボランティア活動~(後編)
農地整備課の中年Yです。
南信州”登山”日和Vol.7~南アルプス塩見岳の植生復元ボランティア活動~前編を
ご覧いただけましたでしょうか。
それでは後半(9/15)です!!
2日目は、4時30分に朝食。
塩見岳山頂を目指し、5時に小屋を出発しました。
三伏山まで行くと、西の空に月が沈もうとしていました。
【写真左下が三伏峠小屋、雲海上に顔を出しているのは恵那山】
暫く進むと、遠方の峰々に光が差し、中央アルプスから北アルプスまで
くっきりと浮かび上がりました。
本谷山山頂に着くと、塩見岳から太陽が顔を出しました(6:08)。
7時30分過ぎに塩見小屋に到着し、各自が70Lのザックに椰子(やし)マットを詰め込みます。
全員揃ってから山頂に向けて出発!!
8時35分、塩見岳東峰(標高3,052m)に到着しました。
【東峰から眺めた塩見岳西峰:写真奥は中央アルプス】
【東峰から眺めた南アルプス南部の山々(左から荒川岳、赤石岳、大沢岳)】
東峰から東側に5分ほど降りたところが、植生復元ネット敷設の作業箇所です。
【作業着手前:手前は以前敷設した箇所】
まずは、ザックから出した椰子マットを運びます。
みんなが椰子マットを所定の位置に並べて準備完了。
鵜飼さんから椰子マットの固定方法について説明を受けた後、
運んできたマットを敷設していきます。
間ノ岳をバックに作業は進みます。
後方には富士山(中央上部)や伊豆半島(富士山の右側のうっすら見えるところ)も!!
【1箇所目が終わるところです】
こちらは、第2班の施工箇所です。
以前敷設した箇所(上段の白っぽい箇所)の直下に続けて敷設しました。
【作業完了】
帰りは、慎重に岩場を降りていきます。
塩見小屋の手前で振り返ると、どっしりとした山頂が!!
三伏峠小屋に戻ってからは、酒とつまみを持ち寄って交流会です。
これを一番の楽しみに毎年参加している方もいます!!
南信州の偉大な財産でもある南アルプス。
その中でも、登山者の心を和ませてくれる高山植物は、
県境を超えた活動で、守られています!!
ニホンジカとの戦いは来年へ続く!!
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